ジェヴォーダンの獣

ジェヴォーダンの獣

ジェヴォーダンの獣


美術がかっこ良くて暗い感じで好きな要素のある映画なのに、話しの展開があまりにも遅くて退屈だった。アクションシーンはカンフーともちょっと違っていてそれは良かったかな。

獣の動きがヘン(というかなんだか画面から浮いてる)なのがちょっと気になったか。あとから特典影像見たら「獣の動きはライオンを参考にしたが独特の動きに変えた」と語られていたのでわざとだったのか。わからない。

マニと片腕、娼婦がかっこよかった。衣装もかっこよかった。片腕はなんで片腕であるという嘘をついていたのかがよくわからなかったよ。

無駄なシーンが多く、70分を過ぎてやっと話しが動き始めたのにはちょっと閉口。なにがしたかったのか。

座頭市

座頭市 北野武

座頭市 <北野武監督作品>


一番最初のシーンで、刀を刺した時の血の感じが、いかにもCGですといった感じだったためにしょんぼりしてしまった。殺陣が過剰に派手ではなかったのが良かったです。が、石灯籠斬るのは…。斬鉄剣かっつーの。「またつまらないものを斬ってしまった…」

浅野忠信が一瞬で死ぬのが良かった、えんえん大立ち回りされたらどうしようかと思った。

一徳様ラヴ。死に様も情けなくてラヴ。

おせいの役の橘大五郎がすごいなあと思った。お座敷の舞もタップダンスも、軽いとはいえ殺陣もこなす。まだ16歳だなんて信じられない。

ややギャグが滑り気味なところがあり、生温く見てしまいました。特にガ(略)タカが女装して農家から出てくるところ…。わかりやすすぎて、う、って。

ラスト近くの、おうめの「悪いやつはみんな死んじゃったねえ」という台詞がちょっと萎えた。そして最後の最後んとこの、武が石につまづいたときの台詞もちょっと。台詞少なめのほうが(タランティーノ作品みたいな、無意味に見えて実はそうではないってのは好きだけど)好きなんだよね。あ、違うや、台詞で説明ってのがあんまり好きじゃないだけなんだ。うん。

武の演技は良かったと思いますね。目を瞑ったままの殺陣はすごいね。わたしは勝新太郎の座頭市を見ていないので、そっち見てしまったら比べちゃうと思うけれども。でも見るよ、勝新座頭市。 白目剥きながら床にこぼれた味噌汁すするんでしょ?見たい!

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座頭市 <北野武監督作品> [DVD]
バンダイビジュアル 2004-03-11
評価

by G-Tools , 2014/07/16

クライム&ダイヤモンド

クライム・アンド・ダイヤモンド

クライム&ダイヤモンド


うまくできてる、まったくもって、うまくできてるという感想がぴったりです。

各所で毒舌ジムが引き合いに出す映画(名画ぞろい)の台詞とか、良いですね、引用されてる映画は、見た事はなくても誰もが知ってる映画ばかりで、元ネタを知っていればもちろん楽しめるし、知らなくても大丈夫。
ただ漫然と映画好きの殺し屋が映画ネタを引っ張り出してくるってだけではなくて、フィンチが語る物語に対するスパイスとして上手に使われていると思った。

そして最後は綺麗にハッピーエンド、安心して見られる映画です。

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クライム&ダイヤモンド [DVD]
ギャガ・コミュニケーションズ 2014-03-28
評価

by G-Tools , 2014/07/16

キル・ビル vol.1

キル・ビル

キル・ビル Vol.1KILL BILL: VOL. 1/クエンティン・タランティーノ/アメリカ/2003年


タ…タランティーノは気が狂ったのかと一瞬思いましたが、「あの映画のここが好きだからこういうふうに真似しよう」の連続映画ということで、オタク全開です。
血がどばどば出て手足も吹っ飛ぶのに、グロい感じが全くしませんでした。全体的にコメディ調であるせいでしょうか。
つたない日本語をしゃべるユマとルーシーがもう笑えて…これ、日本語吹き替え版で見たら面白さ半減だろうなぁ。
ルーシーが英語で喋ってジュリー・ドレフュスが訳すとことかもねぇ。栗山千明が予想してたより良かった。バトルロワイアルそのまんまだと言えば身も蓋もないのですが。あとダリル・ハンナの眼帯かわいい。
タランティーノがオタクだということを知らずに見てしまったとしたら、反応に困る映画なのかもしれないとも思いますが、わたしもこの映画の元ネタをすべて知っているわけでもなく、梶芽衣子すらわからなのですが、口半開きで笑ってたので、まぁ、続きが楽しみです。

上の感想はかなり混乱してるなあと今思いました。この映画に対する他の人の感想を読んだわけではないのですが、おそらくみんな一瞬混乱するのではないでしょうか、推測ですが。
日本が舞台であるシーンが多く(ユマが日本刀を持って戦うという要素も含め)、日本人としては「タランティーノが歪んだ日本像を表現しているのではないか」という、斜に構えた期待を抱きがちではないかと思います。日本人であるが故に、この映画に対してある種の偏見を持ったまま見てしまう事になるというのは大変もったいないことではないでしょうか。確かにユマやルーシーの日本語はつたなくて笑えますが、逆に言えば千葉真一の英語だって、英語圏の人から見たら笑い所になると思います。台詞噛んでるのにそのまま使われていたことを見逃してはいけないのではないでしょうか。おそらく脚本がそのようになっているのだと思いますが。
 ※と思っていたら、殺陣指導でありMIKI役の方から「あれは本当に噛んでいたんですよ」と教えて頂きました。

タランティーノが描いた日本は、かっこわるかったでしょうか?雪の降る中で戦うユマとルーシーは滑稽でしたか?「日本人と中国人の合いの子のアメリカ人をカシラにしたのが間違いだったってんだよ」(ウロ覚え)の台詞にブチ切れるルーシーのシーンで、気付くべきだったのです。タランティーノが描こうとしている日本の格好良さを。田中とオーレンの立場は、日本人とタランティーノの立場をそのまま表しているのではないでしょうか。オーレン(タランティーノ)を馬鹿にする田中(日本人)、それを否応無しにぶった斬るオーレン、そして「私の気持ちを正確に伝える為にここからは英語で話させて頂きます」(ウロ覚え)の台詞。日本をリスペクトしつつ、「自分は日本人ではないけれども」ということを強調しているこのシーンを笑う人は、最後までタランティーノの意図に気付く事が出来ません、多分。
ということで私はかなりルーシーが気に入ってるのですが、前半でいなくなってしまうので後半がやや不安、おそらく杞憂に終わると思いますが。もともと続き物ではないのだし。

吹き替え版見ました。これが…すごかった。邦画にしか見えないんです。役者が欧米人とか関係ない。カメラワーク、色使い、タイミングとかがヤクザ映画、わたしはあまりヤクザ映画を見ていないのだけど、それでも「これは日本のヤクザ映画だ」と思いました。ユマやルーシーの拙い日本語は、もちろん吹き替えによって普通の日本語になっているのだけれど、キルビルを「外国人が拙い日本語を喋るところに面白さがある、日本かぶれコメディ映画」と思っている人は是非吹き替え版を見て欲しいと思います。この映画の本当のすごさはそこじゃないっていうことがすごくわかるんです。タナカとオーレンの例のシーンも、副音声みたいな同時通訳になっていて、字幕版だとそこが笑い所になっていたのだけれど、吹き替え版だと普通に見れてしまう。自然に、そのシーンがまったくコメディではなくなっているのです。
vol.2 を見たあとなので、比べてみると、vol.1はどこもかしこも狭く感じられます。逆にvol.2 は広大な感じがします。それは撮り方がまったく違うからだってことに気付きます。ここまでできるタランティーノのオタぶりと、それに付いてこられる周りのスタッフとか、役者とか…お金とかも…恵まれている映画だなあと思いましたよ。

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キル・ビル Vol.1&2 <USバージョン>ツインパック [Blu-ray]
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評価

by G-Tools , 2014/07/16

ギルバート・グレイプ(WHAT'S EATING GILBERT GRAPE)

ギルバート・グレイプ

ギルバート・グレイプWHAT'S EATING GILBERT GRAPE/ラッセ・ハルストレム/1993年/アメリカ


レオナルド・ディカプリオが最高。ディカプリオ毛嫌いしてたけどこれは素晴らしいです。しかもこのときこのひとはたち前後でしょ? すごいね。
ジョニー・デップもめちゃくちゃかっこよかった。というかデップはなにをさせてもたいがいかっこいいのでずるいと思います。

トレーラーの列だけが外界との接点で、それ以外はずっとちいさな町の中で家族を背負って過ごしてきたギルバートが、アーニーを殴ったのは、アーニーがいつでも高いところから下を見下ろすことができたからかもしれない。

サイダーハウス・ルール(見たけど感想書いてないです)やショコラでやってたことと本質的には同じですね。基本は家族愛でしょうか。ともすると退屈になりがちな(というかわたしが家族愛ものにあまり興味がないというか)設定ですが、ディカプリオの演技力にかなり救われた、救われたと書くと語弊がある気もしますがとにかくディカプリオがよかったです。

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by G-Tools , 2014/07/16

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