ダークシティ/目を覚ますと、殺人者になっていました。

ダークシティ(Dark City)

ダークシティDark City/監督:アレックス・プロヤス/1998年/アメリカ


太陽の出ない街、たどれない記憶、追ってくる者。

10年くらい前に1度見ています。その時は街並みなどは好きだったんですが、ストーリーはそんなに好きじゃなかったみたいです。10年前の感想はまったくあてになりませんで、観直してみました。

というかですね、「アジャストメント」に似てるんですよ。「目を覚ましたら記憶がなくなっていてなんだかわからないが追われている」っていう設定は他にもあるのでしょうし、「アジャストメント」はそういう導入ではないんですが、細かいところがちょいちょい似てます。

あらすじ:ホテルの一室で目覚めたジョン・マードック(ルーファス・シーウェル)は、すべての記憶を失っていた。そのうえ、身に覚えのない殺人事件の犯人として警察に追われることに。さらに、不気味な黒ずくめの集団にも追われるのだった。


ダークシティ(Dark City)

ジョンさん。目が覚めたら真っ裸だし死体はあるし名前は思い出せないし財布もないし、変な人から電話がかかってきて「追いかけられるから逃げろ」とか言われるし、わからないなりに家に帰ってみたら知らない女の人が「わたしが浮気したから怒って失踪してたんでしょ、ひどい」とか言われるし、警察には追っかけられるし、海に行こうとしたら誰も行き方を知らないし、はわわ、もう、なにがなにやらです…。


ダークシティ(Dark City)

シュレーバー博士(キーファー・サザーランド)。謎の人たちの手助けをしています。でも、ジョンさんのことも助けようとしています。なんだこの人、あやしいぞ。キーファー・サザーランドは、単語ごとに息継ぎをするような妙な喋り方が気持ち悪くて良かったですね。

ジョンの妻、エマはジェニファー・コネリー。ジョンを追いかけるフランク・バムステッド警部はウィリアム・ハートです。

この街は、気味の悪い人たち『ストレンジャーズ』によって支配されています。


ダークシティ(Dark City)

ストレンジャーズのみなさんです。みんな帽子をかぶっているところとか、水が苦手なところとか、全員でひとつの心を共有していて感情っぽいものがないところとか、「アジャストメント」の調整班のみなさんに似ています。この人たちが街を毎晩作り替えているんです。

作り替えるときは真夜中で、時間を止めて住人の皆さんを眠らせるんですね。で、建物をにょきにょき伸ばしたり、住人たちの服を着替えさせて違うキャラにしたりするわけです。みんなで歯をガチガチ言わせててこわいですね、こわいこわいですね。

その超能力が、なぜかジョンさんにも備わってしまうのです。歯はガチガチしませんけど、念じると物が壊れたりするんです。で、ストレンジャーズのみなさんが、これはやばいぞ、と血眼になってジョンさんを追い掛け回します。


クライマックスの展開は驚きました。10年前に見たときは好きになれなかったんですが、今見るといいですね。すごいスケール大きいし。ずっと暗い街の中だけで進んでいた物語が、あることをきっかけにバーッと広がっていく。世界の構成が変わってしまう。ラストなんて、ネタバレですけど、ジョンさんは神様になっちゃったってことですもんね。そして、住人たちがどこから来たのかまったくわからない、いつからあの世界にいたのかわからないっていうのもすごくいいなあと思いました。

冒頭にキーファー・サザーランドのナレーションが入りますが、これはニューラインシネマが強制的にいれさせたもので、アレックス・プロヤスは反対したそうです。ディレクターズカットにはナレーションは入っていません。たしかにあのナレーションは、ないほうがいいなあっと思いますね。

街がにょきにょき伸びてぐんぐん様子が変わっていくところは、「クロウ/飛翔伝説」撮影時に、セットをばらす様子を見て思いついたそうです。

わたし映画の感想書くときにallcinemaとかgooとかのあらすじを見たりすること多いんですけど、gooの作品解説に「ハードボイルド調で始まり「ヘルレイザー」風の怪人の登場、「未来世紀ブラジル」の不条理感覚、そして「アキラ」の超能力合戦と、多彩なイメージが詰まったダーク・ファンタジー。」って書いてあってですね、3本とも一応見ているんですがどれも内容あんまり覚えていないので、そうなのかな、どうなんですか? すいません不勉強なもので、パロディと言われてもちょっとわかんないんですよね。

ちなみにgooのあらすじはキーファー・サザーランドのことドナルド・サザーランドって書いてありました…。あてになりませんなあ。ちょっと気になって、「ダークシティ」の感想をいくつか読んでみたのですが、まあ出るわ出るわアレに似てるコレに似てるという意見だらけで…ああ、やっぱりわたしは勉強不足だなあっと思いました。すいません。

ただ、似てるところがあるからって悪いというわけではない、っていうことはみなさんよくご存知だと思いますし、「ダークシティ」も何か別の映画に似ているから悪いというわけではない、オリジナリティもあるんです。そういう意味では「アジャストメント」が「ダークシティ」に似てるところがあるからって別にそれは悪いわけではないんですよね。まあSFは、わりとネタがかぶりやすいんじゃないですかね。

しかしこの映画、タイトルのとおりにほぼ全編にわたって真っ暗なものですから、これはブルーレイで見たいなあと思いました。ブルーレイ出ないかなあ…。

※追記:ブルーレイ発売決定おめでとう。

photo
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by G-Tools , 2011/08/19

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