劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ/傷ついた夢をとりもどすよ

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズCITY HUNTER/監督:こだま兼嗣/2019年/日本


世代だった人間にはたまらない!(もっこり〜


TOHOシネマズ新宿 スクリーン9 O-26で鑑賞。これはTOHOシネマズ新宿で見て大正解でした。

あらすじ:XYZ

ネタバレはありません。
ストーリーにはほとんど触れていません。自分語りはなはだしい。いつもか。

おすすめ
ポイント
懐かしさでいっぱいです。泣いた……。
中学生だった。

それまでに見ていたTVアニメはいかにもなアニソンが使われるものばかりで、田舎の子供だった私にはTM Networkの『Get Wild』、大沢誉志幸の『ゴーゴーヘブン』、そして、まさか現在まで好きで居続けるとは、このときには思っていなかった岡村靖幸の『Super Girl』などが使われた『シティハンター』は、とても新鮮なものに映った。今、年代をちゃんと調べてみたが、おそらく私が見ていたのは再放送だったのではないかと思う。私の年齢と、私の思い出がかみあわないからだ。

ともかく、中学生だったのだ。ハードボイルドな物語にシモネタも入り、ちょっと大人びたものとして見ていたように思う。今回、劇場版が公開され、まるきりあの頃のままな上に歴代の主題歌がすべて使われているとか、映画としては2点だが『シティハンター』としては500億点だとか、新宿で見るとそのまま聖地巡礼できるとか、いろいろな感想を目にし、もう、居ても立ってもいられない気持ちになってしまった。このまま放置したら後悔するだろうと思った。

また、軍事ディレクションを担当されている金子賢一さんの、ここから始まる一連のツイートを読んだことも、劇場で見ようと思わせる理由のひとつであった。なんと誠実な方だろうかと思ったのだ。

今、私は東京にいて、新宿まで電車で10分そこそこのところに住んでいて、方向音痴ながらもほぼ間違わず歩けるくらいには新宿のことを知っている。初めて新宿を訪れたときのことなんかもう覚えちゃいないし、実家に住んでいた年数よりも東京で暮らした年数の方が長くなった。

オープニングから泣いていた。懐かしさからくるものだった。エンディングでは違う涙が流れていた。もちろん懐かしさもあったし、『Get Wild』が流れると知ったときから泣くんじゃないかなあと思ってはいた。

冴羽獠(神谷明)は相変わらずの冴羽獠であった。もっこりが減っているかと思いきやそんなことはなく、槇村香(伊倉一恵)につっこみをいれられつつも、ドローンで更衣室を覗こうとするたくましさがある。スマートフォンも出てくるし時代感はアップデートされているが、2019年に即した要素をすべて取り払ってもすべて取り入れていても『シティーハンター』として成り立つ、邪魔になっていないし、違和感も覚えなかった。私は海坊主(玄田哲章)美樹(小山茉美)の関係が好きで、野上冴子(麻上洋子)のルックスは憧れだった。すべてがあった。おまけもあった。

あの頃、山と川と線路と田んぼしかなかった町というか村に住んでいて、娯楽はテレビとラジオと本しかなく、もちろんインターネットも携帯電話もなく、いわゆる中二病にさしかかるころでもあったし、反抗期も長く、ずいぶんと子供だった。将来やりたいことも思い浮かばず、どんな大人になっているかなんて考えもしなかった。オタクというには浅すぎて、「好きなもののことを英語で書きなさい」という宿題も出来なかった。

今はどうだ。あの頃には思いもかけなかった生活を送っている。好きなものもたくさんある、趣味だってある、今、「好きなもののことを英語で書きなさい」という宿題を出されたら、英語力についてはともかくとして書きたいことはたくさんある。こうして新宿で『シティーハンター』を見られる日が来ると思っていなかったあの頃の自分に、親の庇護がなければまったく生きていけなかったあの頃の自分に、いつか17歳になって、それが終わったら死ぬと思っていたあの頃の自分に言ってやりたい。私はしぶとく生きているし、友達もいる。ひとりで働いて、ひとりで暮らしていける。あの頃よりは、自分に自信を持って生きている。あの頃の私よ、大丈夫だ。私は大人になって、幸せに生きている。

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