メリー・ポピンズ リターンズ/もう一度「あなた」を守るため

メリー・ポピンズ リターンズMary Poppins Returns/監督:ロブ・マーシャル/2018年/アメリカ


気高く美しい、彼女が戻ってきた


新宿ピカデリー スクリーン1 S-27で鑑賞。『メリー・ポピンズ』(1964年)は見ています。

あらすじ:メリー・ポピンズが帰ってきた。

ネタバレはありません。

おすすめ
ポイント
メリー・ポピンズ』はもちろん、『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年)もついでに見ておくといいかなと思います。見ていなくても大丈夫です。
最近仕事が忙しく、つらい気持ちでいた。『メリー・ポピンズ』を見返す時間がなかったため、とりあえずと読んだストーリーでちょっと涙ぐむほどには疲れていた。結論から言うと、ディック・ヴァン・ダイクのシーンで泣いてしまった。これはカタルシスだな。1週間の疲れを浄化させることが出来た。ありがとうディック・ヴァン・ダイク、ありがとうロブ・マーシャル、ありがとうエミリー・ブラント。劇場を出るときには、メリー・ポピンズのように背筋をキチッと伸ばして歩いていた。人をそうさせる力のある映画はある。

人が踊っている。カラフルな衣装に身を包み、軽快な音楽で華麗にステップを踏む。これだけのことが、どれほど素晴らしいか。人力のすばらしさ。人が踊っているんですよ!
私は、自分が、アイドルや宝塚や劇団四季にハマっていないのが不思議なほど、人が踊るところを見るのが好きだ。私と同じく、人が踊るところを見るのが好きな人には強くおすすめしたい。私が勧めなくてもそういう人はこの映画を見るだろうとは思う。

そして私はメリル・ストリープが好きだ。今作に彼女が出ていることは直前まで知らなかった。奇抜な衣装とメイク、訛りのある話し方で、のびのびと歌うその姿には憧れを抱いた。最終的に彼女のようなおばあさんになるのが理想なのではないか。アカデミーメリル・ストリープ賞をつくって毎年彼女に受賞させればよいのに。
また、あるシーンでメリー・ポピンズの髪型が変わる。ボブカットになる。私はボブカットの女性がめちゃめちゃ好きなので、あそこであえて髪型を変えてきたのはとても良かった。かわいい……なんてかわいいんだ……。

この映画が今後、『メリー・ポピンズ』のように誰もが楽しめる作品として残ることを祈りたい。祈りたい、というのは、正直に言えばどうしても『メリー・ポピンズ』と比べてしまい、もちろんこの映画なりの良いところはあるものの、『メリー・ポピンズ』を超えるか、というとなかなか難しく思えるからだ。あれだけの名作、そうそう超えられるものではない。だとしたら、この2作(+『ウォルト・ディズニーの約束』)がセットで残っていくのが一番良いことだろう。

メリー・ポピンズ』も『ウォルト・ディズニーの約束』も、父親を守る物語である。そして『メリー・ポピンズ リターンズ』も、同じテーマをもつ作品であった。メリー・ポピンズは子供のためにいる人ではない、父親のためにいる人なのだ。

メリー・ポピンズ リターンズ』にまつわる話で最もよいと思ったのは、趣味でInstagramに『ライオン・キング』(1994年)のプンバァのイラストをずっとアップしていた人が、『メリー・ポピンズ リターンズ』にアニメーターとして参加するに至ったということだ。私はこれを人から聞いたため、どのアカウントなのか明示することが出来ないのだが、とにかくそういう人がいるのである。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)の母親役(Instagramで発掘された)もそうだったが、今の時代、SNSをあなどってはならないなと思う。チャンスはどこにでも転がっている。不可能は可能になる。

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