メアリーの総て/怪物を産み落とした少女

メアリーの総てMary Shelley/監督:ハイファ・アル=マンスール/2017年/イギリス・ルクセンブルク・アメリカ


それを作り出したのは、私。それを作り出したのは、あなた。


試写で鑑賞。公開は2018年12月15日です。

あらすじ:『フランケンシュタイン』を書いた少女の物語。

ネタバレはありません。

おすすめ
ポイント
衣装とかめっちゃかわいいしエル・ファニングも最高にかわいくて、でも出来事が最悪なのでギャップが凄い。

エル・ファニングぢからというのはあって、『ネオン・デーモン』(2017年)や『パーティで女の子に話しかけるには』(2017年)なんかは特にエル・ファニングがベストなキャスティングというかんじがあったが、『メアリーの総て』もエル・ファニングぢからがたいへん強い。エル・ファニングでなかったら、サラ・スヌークがもうちょっと若かったら演じられたかもしれないなと思う。


俯瞰で映画を見ることって誰にでもあると思う、「いま自分は映画を見ている」となるとき。それはそれで面白いし、全然悪いことではない。私はどちらかというと「感情移入しようとするが俯瞰で見てしまう」ことが多く、しかし今作はエル・ファニングに感情移入、というか、自分がエル・ファニングの立場だったらと置き換えて見ており、おかげで非常に良いかんじで、ある登場人物に対して殺意にも似た気持ちを抱いた。代わりに殴ってやろうか?!と思ってしまった。本当にひどいんだもの。


私にとっては宇野亜喜良はどちらかというとアングラ的な人で、ヒグチユウコは少しグロテスクな部分をはらんでいることも含め少女の想いのようなものを持った作品を作る人だと思っていて、でも絵、めっちゃかわいいからさ、ヒグチユウコにつられて見たら罠だと思う。累々たる少女の死体の上にエル・ファニングが立っている図を想像してしまった。そしてまたエル・ファニングはそういうのが似合うかんじあるからなあ。


とかく日本版ポスターは悪いと言われがちだが、これは良いポスターだと思う。墓場にいるシーンはもちろんあって、そこで若干の不穏さもかんじるし、持っているものが鉛筆から羽根のペンに変わってるけど別にそれは重要なポイントではないし。イイヨイイヨー。

メアリーが確実に母親の影響を受けているであろうことは見て取れる、それが後半になってあらわれてくるのがよい、若い女はなにかとばかにされがちだし、19世紀だったらなおのことだろう。途中、このままだと現代には沿わない映画として終わっていくのではないかと思ったが、あんがいそんなこともなくて、若い女だからってばかにすんじゃないよという簡潔なメッセージもわかりやすく込められている。ばかにすんじゃないよ!おすすめです。

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