THE GUILTY ギルティ/手がかりは、音声だけ――

THE GUILTY ギルティDen skyldige/監督:グフタス・モーラー/2018年/デンマーク


電話だけで犯人を探せ!


マスコミ試写で鑑賞。公開は2019年2月22日です。デンマーク映画。

あらすじ:女が誘拐される。

ネタバレしています。オチバレはありません。
ストーリーがわかってしまうようなネタバレはありませんが、念の為に注意書きをしておきます。
また、本文中、ネタバレの前にも注意書きをしています。重要なバレ部分は黒く潰してあります(PCからの閲覧時のみ。スマホの人は注意してください)。 ネタバレ判定きびしめにしています。

おすすめ
ポイント
なるべく情報入れずに見に行ったほうが楽しめると思います。だから私が書くことも読まないほうがいいのかも……?
緊急通報司令室で勤務する主人公、アスガー。彼のもとには、交通事故や暴行事件などの電話がかかってくる。救急車やパトカーなどを遠隔手配するのが主な仕事だ。ある夜、1本の不審な通報があった。それは、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。アスガーは電話から得られる情報だけで、犯人を探すのだが……。

場所は緊急通報司令室から動かない。絵作りとしては、どうしても顔のアップが多くなり、引いてもせいぜいバストショットくらい。言ってしまえば代わり映えしないのだが、しかしその一方で、アスガーの表情や言動から事細かに彼の心境を推測することが出来る。そのため、最初から最後まで一貫した緊張感に身をおくことが出来るだろう。そして、音声がメインという全体のつくりによって、見る者の想像力をこれでもかと掻き立ててくる。音声だけでこんなにも緊迫した空気を作れるのかという驚きがある。携帯電話の普及により、映画内での人々のすれ違いを描くため、いかにして電話を避けるか、に心血が注がれてきたようにも思う昨今であるが、この映画は、電話のみというシチュエーションを活かして、推理させるのだった。電話がかかってきたためにわかることと、かかってこないためにわかること、がある。

また、ストーリーが進むにつれ、主人公の「別の顔」もあきらかになってゆく。なぜ彼がここにいるのか、なぜ彼に対して周りの人間があんなことを言うのか、ちょっと短気すぎるようにも見える彼のようすも併せて、一体何があったのか、に思いを巡らせることができる。主人公が清廉潔白な人間でないというところは非常に良かったと思う。

ここまでは褒めるところ。ここからは、ちょっと褒めていないところ。

※以下ネタバレを含みます。肝心なネタバレは黒く潰してあります(パソコンからの閲覧時のみ。スマホの人は注意してください)。

やっちゃったかな、と思うのは、今どき、○○○○をそういうふうに描いてしまうのか、時代遅れではないのか、というところである。私はM・ナイト・シャマランのネタバレ(マウスオーバーで文章が表示されます)『ヴィジット』(2015年)が大好きだが、あれも、そういうふうに描いてしまうのか〜という残念さはあった。ただ、これの場合はほとんどファンタジーめいた何かであったため、そこまで気になりはしなかった。『ギルティ』の場合、ファンタジー要素はゼロだから、よけいに気になってしまったのかもしれない。この一点だけ!この一点だけ減点したい。

JUGEMテーマ:映画

この記事のトラックバックURL

※記事の内容に関係のないトラックバックは削除する場合があります。
※トラックバックの反映には時間がかかる場合があります。
※リンクのないトラックバックは反映されません。

トラックバック
おじいちゃん映画
記事検索

現在985件の記事があります。

最近の記事
週間人気記事ランキング
ブログパーツ
プロフィール
ナイトウミノワ

ナイトウミノワ

twitter flickr facebook google+ instagram

映画と球体関節人形が好き。SF映画とコメディ映画、アクション映画、おじいちゃん俳優好き。

カテゴリ
RSS
ブログの内容を気に入って頂けましたら、RSSリーダーの登録をよろしくお願いします。
RSS
おすすめ映画
月別アーカイブ
リンク
その他
無料ブログ作成サービス JUGEM