グレイテスト・ショーマン/寄り添わない主人公とマイノリティ差別

グレイテスト・ショーマンTHE GREATEST SHOWMAN/監督:マイケル・グレイシー/2017年/アメリカ


超おもしろいけれど超モヤッとする振り幅の大きい映画


TOHOシネマズ新宿 スクリーン7 H-12で鑑賞。実在の人物を元にした映画だけれども、それよりもミュージカル要素のほうがずっと強いのでカテゴリはミュージカル映画にしています。「ラ・ラ・ランド』(2017年)のスタッフが贈る!」という宣伝のされ方をしているが、見た感じかぶっているのは楽曲のベンジ・パセックジャスティン・ポールだけっぽくて、こういうことはよくありますね。

あらすじ:サーカス作る。

ネタバレはありません。たぶんないんじゃないかな……。

おすすめ
ポイント
ダイナミックなダンスとお歌がいっぱいでミュージカル映画としては大変楽しめるのでおすすめです。

特に前半の展開の早さ(1曲で子供時代から親になるまでやっちゃう!)はありがたかった。私はどうしても、前半のテンポの良さに重きをおいてしまう。最初ダレると最後までダレて見てしまう悪い癖があるから。というわけでつかみはばっちりと言ったところか。


Twitterで超絶賛から暴言までの感想をチラチラ見ていたので大変楽しみであった。見てみると、ああー!納得!という気持ちである。褒める気持ちも十分すぎるほど充分にわかるし、嫌い!ってなる気持ちもわかる。嫌い!許せない!っていう人の感想をじっくりとは読んでいないので、的外れなことを言ってしまうかもしれないが構わず話を続けることにする。主人公の、サーカス団員に対する態度が、最初からほぼほぼ最後までゲスいのだ。そして、主人公の「ユニークな人」という言い方、サーカスに反対する人らの「フリークス」という言い方、そして私の「マイノリティ」という言い方、これらは非常に扱いが難しく、下手なことを言って誰かを傷つけてしまうくらいなら口を閉ざしていた方がまだマシと思う。


SING シング』(2016年)に似ている、という指摘はTwitterでも見ていた。で、映画見てみると、こりゃまあ本当にだいぶ似ている。


で、私は、主人公がクズ(自分でも自分のことクズって言ってたしねえ)であることに関しては全くもう、問題だとは思わない。サーカスを「インチキ」と言い、歌手を「本物」と言ってしまうあたりは本当にどうかと思ったが……。こう端々に、団員を下に見ているような描写があるように思う。そこもモヤポイントなのかもしれない。


美女と野獣』(2017年)、『ドリームガールズ』(2007年)の監督であり、『シカゴ』(2003年)の脚本も手がけているビル・コンドンである。ビル・コンドン監督・脚本作品『ゴッド・アンド・モンスター』(1998年)は本当に名作だと思っており、私はこの1本があるというだけでビル・コンドンに全幅の信頼を寄せている。

で、ツイートにも書いた通り、モヤを残す出来になっているのは脚本にも当然責任があるわけで、ここで、「脚本家がゲイだから、マイノリティから見た差別の物語であるとも受け取れる」などという、安易なことは言えない、と思うわけ。なんか事情があったのかもしれないとかも思うが、提出したものがこれだったことは確かなので、そう、作品と、ゲイかどうかは、関係ないんだよね。私は以前、何かの(『X-MEN』だったかな)感想で、監督がゲイだからこうなったんだ、みたいなこと書いた記憶あるが、『グレイテスト・ショーマン』を見てその考えを改めました。すみませんでした。

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