ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ/ダーリンは外国人

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめThe Big Sick/監督:マイケル・ショウォルター/2017年/アメリカ


実にアメリカらしい映画です


マスコミ試写で鑑賞。公開は2018年2月23日です。製作はジャド・アパトー

あらすじ:パキスタン人と恋に落ちた。

ネタバレしています。
本文中、ネタバレの前には注意書きをしています。

おすすめ
ポイント
実話ベースで、実際にそれを経験した人が主人公です。

パキスタン人のコメディアンと、セラピスト志望のアメリカ人女性が恋に落ちるロマンティックコメディ。チラシなどに書いてあるのでこれはネタバレでないと判断し書くが、女性は途中で昏睡状態に陥ってしまう(タイトルの『The Big Sick』はこのこと)。
主人公・クメイルは、伝統を重んじる家族と、彼女・エミリーとの間で揺れ動くのだが……というストーリー。


文章が変だった。Uberは日本にはない(ないよね?)ので、仕組みについては私はよく理解していない。が、映画に出てくるためなんとなくわかるかなという感じ。移民問題についても、疎いので、よく理解していないが、なんとなくわかるかなという感じ。ということが言いたかった。『ゲット・アウト』(2017年)との類似点は、人種の違うカップルの話であるという部分。別にホラーではない。


1ページに3回書くくらいに、これはアメリカ映画だなあという気持ちがある。

※以下ネタバレを含みます。

どこからどこまでネタバレなのかわからないので一応注意書きをした。クメイルの家族はイスラム教徒だが、クメイル自身はいつごろからか無神論者になっている。ゆえにお祈りもしない。パキスタンの伝統である、見合い結婚に関しても積極的ではない。単独ライブを行うときはパキスタンについて説明のようなことをしている(特に笑いがあるわけでもなく、これは彼がパキスタン人であることをある程度は誇りに思っているのだという表現かなと思う)。そんな彼はエミリーと一晩で恋に落ちるわけだが、二人の未来、つまり結婚ということを考えると、一筋縄ではいかないというのをよく理解している。エミリーの方も、当然それはわかっているのだ。彼らに果たして幸せな未来はあるのだろうか。

さきに書いたとおり、エミリーは原因不明の感染症で昏睡状態に陥ってしまう。物語的には退場しているのとほぼ同じだ。その間、クメイルがなにをするかというと、エミリーが入院している病院へ通いつめ、エミリーの両親と次第に打ち解けていくのである。面白いところなので割愛するが、父親からクメイルへの助言(と言う名の自身の失敗談)が良い。また、母親の行動もエキセントリックでありながら「よう言った!やった!」と思わせるものがあって、これも良い。

アメリカが抱えており、おそらくこれからも続くであろう問題がある。人種差別や移民について、9.11の爪痕、宗教について。こういったものを過剰に重くとらえすぎず、かといって目を瞑るわけでなく描いている。表面上は異なる文化と伝統、そして家族の難しさについてだが、これは深く掘り下げれば掘り下げるほど物語の芯が見えてくるのではないだろうか。

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