パーティで女の子に話しかけるには/君はどこかの、茶色い星からやってきた

パーティで女の子に話しかけるにはHow to Talk to Girls at Parties/監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル/2017年/アメリカ、イギリス


僕たちは恋に落ち、いつかそれを思い出すのだろう。


新宿ピカデリー シアター6 E-13で鑑賞。

あらすじ:エイリアンと恋に落ちます。

ネタバレしています。
なんかあらすじがネタバレかもしれないが、これくらいならまだ大丈夫だという判断です。
本文中、ネタバレの前には注意書きをしています。

おすすめ
ポイント
タイトルやポスター(予告では若干明らかにされているけど)から受ける印象と全然違います。

シング・ストリート 未来へのうた』(2015年)みたいな映画なのかなーと思っていたら全くそんなことはなく、全くは言いすぎかもしれないがとにかくSF映画だったのでたいへん驚いた。この驚きを隠しきれず伏せぬままツイッターに書いてしまうあたりが私は勝手でした、すみません。


見たことのないロゴの映画会社があるなと思って見ていたら映画が始まっておりこれも驚いたところ。

細かなところにメタファーが散りばめられておりそれをひとつずつ紐解いていくのも面白いのだろうなと思う。私はけっこう圧倒されてしまって、ジョン・キャメロン・ミッチェルの思惑とは?というところまで行けていない。私は少年ではないし少年だったこともない、ひと目で恋に落ちるということもないので、主人公に自分を重ねるような見方も出来てはいない。それはそれで「ある視点」ということで許されるのではないかなと思っている。感情移入だけが素晴らしいものではないから。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2002年)で描かれた、自分の片割れを探す旅は、15年の時を経て、あの頃とは全く違うアプローチによって提出されている。


トミー』(1975年)はイギリスのロック・オペラで、途中カルト集団が出てくるため、私に「似ている」と教えてくれた人が引き合いに出したのだと思う。年代も近いしね。

※以下ネタバレを含みます。

遠い星から来た彼女は、少年に愛をささやきながらも「遠い何処かの星へ」去っていく。時を超え、彼が「あの頃の思い出」を昇華したとき、彼女の思いが彼の元へ戻ってくる。確かにそこには愛があったのだという証拠のようなものが。このラストはとても良くて、寄り添い生きていくだけが愛ではないのだなと思わせる。果たして彼らの再会はあるのだろうか、ないのかもしれないが、それもまた良いなと、悲恋で終わりそうなところをそうしなかった優しさのようなものも感じるのだった。

photo
トミー [Blu-ray]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2012-04-13

by G-Tools , 2017/12/12

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