漫画原作実写映画を徹夜で見てみたよ(3)

タイトルから「少女」が取れました。まあいろいろ理由はあって、ひとつにはNetflixで見られる少女漫画原作実写青春恋愛映画に限界が来たことです。少女漫画原作実写青春恋愛映画については今後もなんとかして見ていきます。ともかく、漫画原作縛りです。すべて原作未読、ネタバレしています。ネタバレ前の注意書きはありません。今回は徹夜しています。そこ大事?でもタイトルに入れちゃったからさ。いちおう書いとかないとね。

黒執事監督:大谷健太郎、さとうけいいち/2013年/日本


漫画版を元にしたスピンオフ的な何かと捉えれば良いのではないか


キャストは、水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月など。選んだ理由は、アニメや漫画の存在を知っていたから。

あらすじ:やばい取引があるらしいからなんとかする。

やばい薬があって、それの取引があるから、潜入捜査みたいなことをして、なんとかする。みたいな話。なんでこんなふんわりした書き方になったかというと、表向きの悪役である伊武雅刀のやりたいことがいまいちわからないからだ。人間をミイラ化出来るすげーやばいドラッグ作った(わかる)、ちょいちょい使ってみる(わかる)、偉い人とかを呼んでパーティーをする(わかる)、偉い人たちにそのミイラ化ドラッグを盛る(わからない、彼らにドラッグ売りたいんじゃないのかな?)というかんじ。「お話というものは書く人の知能に寄ってしまう。」と言ったのは、これのこと。

私は漫画を知らないものの、主人公は男の子だと思っていたので、剛力彩芽が男装の令嬢とわかったとき混乱した。あとで名前も設定も違うとわかり、これは原作ファン怒るのではと思っているところ。だが、まったく知らずに見れば全然問題ないと思う。水嶋ヒロ、山本美月のアクションはそれなりに見応えがあった。ツイートにも書いた「映画の体裁」だったので良かったと思うが、邦画に割とありがちな「場がめちゃめちゃ狭い」というのが安っぽくなってしまって残念感ある。最近ずっと学園モノばかり見ていて、学園モノは場が学校に限定されがちなので絵が狭くても気にならないが、こういう映画だと気になってくる。招待状がないと入れないパーティーが、そのへんのクラブイベントレベルというのもどうかな。客層(字幕の漢字全てにルビが要るような低年齢層)に合わせたか、というのは優しすぎる見方か。
と、いろいろと思うが、全体的には悪くはなかった。「映画」だった。

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奴隷区 僕と23人の奴隷監督:佐藤佐吉/2014年/日本


後半に連発されるパワーワードがクソリプ対策に持って来いである


キャストは、秋元才加、本郷奏多、大沢ひかる、山田裕貴など。選んだ理由は、なんだろうこれ?!って思ったから。

あらすじ:勝てば主人、負ければ奴隷。

歯に装着してから、なんでもいいので相手と勝負して勝つと主人になり、負けると奴隷になるという器具が売られる。それを持っている人たちが徐々に集まってきてバトルロイヤルという話。この基本設定を理解するまでに1時間以上を要した。本郷奏多が説明役として居るものの、何を言っているのか全然頭に入ってこないのである。説明が下手なのだ。基本設定の説明は10分以内でパパッと終わらせるものではないかな。ルックも雑というかなんというか、最初の方は光を飛ばしすぎで秋元才加の服が真っ白になっちゃってたりとか気になった。
飽き始めた中盤ころに、イ・テガン演じるホームレスがものすごいスタントをやってのけたため俄然見る気に。そして同時に「獰猛なホームレス」というワードがぶち込まれる。

後半は阿藤快が司会でのバラエティ番組のような様相だったが、パワーワードでなんとか見られる感じ。勧めるかと言ったら勧めない。人の時間は有限です。ちょいちょい性を連想させる所作を混ぜてくるあたりは私は不快だった。あと、秋元才加にタバコ吸わせるのはやめた方が良いと思った。アイドルだから。

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宇宙兄弟監督:森義隆/2012年/日本


ちょうおすすめ!めちゃめちゃ良いです。


キャストは、小栗旬、岡田将生、麻生久美子、新井浩文など。選んだ理由は、漫画の存在を知っていたが内容はミリも知らなかったから。

あらすじ:兄は地球、弟は月。

子供の頃から宇宙に憧れていた兄弟。兄は自動車メーカーに勤め、弟は宇宙飛行士として月へ行くことになった。ひょんなことからJAXAの一次試験に合格した兄は、数々の試験を乗り越えていく。という話。


リアリティのラインというものを感じた。ここからここまでやるとリアルですよ、でもこのラインを越すとやりすぎて作り物に見えてしまいます、というラインである。この映画は、そのラインの上にある。映画の嘘も感じつつ、それはそれでいいじゃあないか、映画の嘘こそ映画の醍醐味でもあるのだ、という絶妙なバランスである。密室での試験など、実際にあるのかどうか我々には知る方法がないわけだが、この映画で見ると「あるんだろうな」と思ってしまう。それをリアリティと呼んで良いと思う。また、密室なので場が狭くても問題にならないあたりも良い。とはいえこの映画は全体的に場の広さに関しては全く問題がない。宇宙感も申し分なし。どこにも違和感がないというのはすごいことと思う。あの地球は、大きすぎるかもしれないが、あれでいいんです。あれが映画の嘘、醍醐味というやつ。


圧倒的に地に足の着いた絵作りと、練られた脚本、そして小栗旬をはじめとした豪華俳優陣の「いかにも、ありそうな演技」に「どうしてもこの原作をきちんと映画化してやろう、納得できるまでやろう」という力の入れ方を感じる。ここまでやってもらったら原作者も幸せなのではないかなあ。これはね本当に良いです。

てっきり原作はとっくに連載終了しているものと思ったが、2017年現在まだ連載中と知って驚いた。連載中のものをよくここまでまとめきったなという。


テルマエ・ロマエ監督:武内英樹/2012年/日本


無だ。無がある。


キャストは、阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力など。選んだ理由は、『宇宙兄弟』が良かったのでビッグバジェットのものをということで。しかし寝てしまったため、ノーカウント扱い、今書いているこの文章は感想でなく記録である。

あらすじ:古代ローマと現代日本を行き来する。

出落ちだな。という印象。風呂の行き来を3回やったところで寝落ちしてしまった。ので何も言う権利はないが、いっこ、せりふが吹き替え風になっているのは面白かったと思う。その他のギャグはすべて私には合わず、心が無になった。無に囚われて寝た。

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僕だけがいない街監督:平川雄一朗/2016年/日本


君を救うため、僕はひとりで旅をする


キャストは、藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、杉本哲太、及川光博など。選んだ理由は、タイトルを知っていたことと、SFっぽかったから。と、有村架純様が出ているから。

あらすじ:時間が巻き戻って、事件や事故を防ぎます。

売れない漫画家でピザ屋のアルバイトをしている藤原竜也には特殊能力がある。事件事故など悪いことが起きる予感を察知し、本人の意志とは関係なく、数分前に戻るのだ。そして、事件事故の原因となる出来事を取り払うまでそのタイムリープは続く。ある日、藤原竜也の母親が何者かに刺殺され……。

子供時代のパートが長く、これでは『名探偵コナン』ではないか、と思いつつ見ていた。見た目は子供、頭脳は大人。子供時代では、親から虐待されているクラスメイトが殺されてしまわないよう奮闘するわけだが、なにせ子供なので出来ることが限られている。その割にがんばったなと思う。がんばったよ、正義の味方!主人公は自己犠牲的精神の持ち主であるのだなとも思う。それはオチのせいもある。

藤原竜也の演技に多少の過剰さ暑苦しさは感じるものの、キャラクター設定が「無口で無愛想」みたいなかんじなので、藤原竜也見てると疲れるわ〜ということはなかった。叫びはしますね。まあ、そこはね、叫びます。藤原竜也の様式美ですから。
有村架純様は相変わらず女神で、時折エスパー並みの見事な先回りを披露したりするので、キャラクターとしては若干チートだなと思ったりした。全体的には面白かった。

というわけで4本+寝落ちの1本でした。一番良かったのは『宇宙兄弟』、酷いのは言うまでもなく『奴隷区』だがパワーワードの連発でギリギリOKとしたい。いや酷いんだけど。良いところが一個あればそれでいいという精神でいきたい。

漫画原作実写映画マラソンはまたやろうと思います。夜の世界系とヤンキー系が残っているね。『闇金ウシジマくん』とか『新宿スワン』とか。というか邦画を見ていきたい。洋画ばかり見てきたからね。

どうしようかなあほんと。見たいんだよー。

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KADOKAWA / 角川書店 2016-08-03

by G-Tools , 2017/09/04


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