ムーンライト/月の明かりに照らされて

ムーンライト

ムーンライトMoonlight/監督:バリー・ジェンキンス/2016年/アメリカ


一人の男の、愛の物語。


TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン1 F-11で鑑賞。
第89回アカデミー賞作品賞、脚色賞、助演男優賞受賞作。

あらすじ:いじめられっ子の少年が大人になります。

キャスト
  • トレバンテ・ローズ
  • アンドレ・ホランド
  • ジャネール・モネイ
  • アシュトン・サンダース
  • ナオミ・ハリス

ネタバレしています。
ストーリーに影響するようなネタバレはありませんが一応。特に注意書きはしていません。

おすすめ
ポイント
静かな物語が心に響きます。ゲイをことさらに特別なものとして描いていないところが良かったです。

画面のあちこちに青色が使われていて、それが全体を引き締めている。リアリティのあるセリフと人物描写に圧倒される。少年期(第一章)で面倒を見てくれていた麻薬ディーラーは第二章にはすでに死んでしまっているのだが、そこも過剰にエモーショナルに描いているわけではない。死んだ理由も明かされない。主人公はのちに麻薬ディーラーになるわけだが、彼がそうなったのは、ある意味で父親代わりだった「彼」の存在が多少なりとも影響していたのだろうと思う。


母親との確執も最小限に抑えられている。母親は面倒くさい人だが、主人公は、彼女を責め立てるようなこともしない。主人公は、自分の行動の責任は自分で背負う性格なのだとわかる。


そういう描写があるので、いちおう、ブログでのカテゴリはゲイ映画としているが、ツイートにも書いたように実際のところはゲイについての物語ではないと言える。人間について、人生について、恋心と、愛情の吐露についての物語である。


親友はなぜあのときにあんな行動を取ったのだろう、とも思う。ハイになっていたから、というのもあるかもしれない。彼のセクシャリティについてはハッキリ描かれない。子供がいるゲイの人だっているし、バイセクシャルかもしれないが、そのへんは本当にわからないし、そこをつつくのは下衆だと思う。

最後の愛の告白は本当に美しい。「彼」がどう応えるのかハラハラしたが、良いラストを迎えて心が温かくなった。自分はこんな恋愛が出来ているだろうか?否。

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