ザ・コンサルタント/高機能自閉症をどう扱うか

ザ・コンサルタント

ザ・コンサルタントThe Accountant/監督:ギャビン・オコナー/2016年/アメリカ


昼は会計士、夜は殺し屋


あっ中見出しが本家のコピーそのまんまだ、まあいいや。
TOHOシネマズ新宿 スクリーン5 D-12で鑑賞。

あらすじ:会計士なんだけど高機能自閉症で人も殺します。

キャスト
  • ベン・アフレック
  • アナ・ケンドリック
  • J・K・シモンズ
  • ジョン・バーンサル
  • ジョン・リスゴー

ネタバレしています。注意書きはしていません。

おすすめ
ポイント
高機能自閉症を美化しすぎていないところが良いなと思います。アクションもいいよ!

中盤までは見どころがありつつも、ちょっともたつくか。あと10分短くても良いのではとも思った。
最後の30分は本当に面白くて、特にジョン・リスゴーをバーンって撃っちゃうあたりから(その前のアクションシーンも)の怒涛の展開には惹きつけられた。おじいちゃんのこと無視して兄弟でしゃべっちゃってるし。面白い。


ベン・アフレックは高機能自閉症で、ゆえに会計士の仕事を完璧にこなすのだが、ここを「特異な特殊能力」として美化しすぎていないところがとても良かったと思う。連想したのは『ディフェンドー 闇の仕事人』。こちらも主人公のウディ・ハレルソンは自閉症(というか知的障害者)で、美しすぎない描き方をしているのがとても良い作品である。

昼は会計士、夜は必殺仕事人、というだけでも面白い要素であるのに、そこへ、扱いを間違えたら大火傷しかねない高機能自閉症という要素をぶちこんできたのが偉い。一種のスーパーヒーローものではある。自分は異質な人間であるということをベン・アフレックは自覚している。その異質さが彼をヒーローたらしめている部分もある。が、「自閉症だから」というところに理由付けしているわけではないように思う。このあたりの丁寧さは賞賛に値する。

前述の通り、ストーリーの進み方にやや難はあれども、内包するテーマの奥深さ(語彙力……)が、その難点を補って余りある作品であったように思う。続編を期待したい。

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