ネオン・デーモン/何がジェシーに起ったか?

ネオン・デーモン

ネオン・デーモンThe Neon Demon/監督:ニコラス・ウィンディング・レフン/2016年/フランス・アメリカ・デンマーク


お姫様は、若く、美しく、傲慢でした。


「傲慢」はちょっと違うか。まあよい。
TOHOシネマズ新宿 スクリーン11 E-11で鑑賞。
ドライヴ』のときはまったく合わなくて、文句言ったら「ババアの嫉妬」って言われたりしましたので、ちょっと構えて挑みましたが、これは面白かったですね。

あらすじ:モデルになったら大変でした。

キャスト
  • エル・ファニング
  • キアヌ・リーブス
  • カール・グルスマン
  • クリスティーナ・ヘンドリックス
  • ジェナ・マローン

ネタバレしています。ネタバレ前には注意書きをしています。

おすすめ
ポイント
色がビカビカチカチカしてきれい!レフンの暗黒おとぎ話ってかんじ。『シンデレラ』とか好きな人にいいかも。
山猫とか、いまいちよくわからない部分もあれども、あれは隠喩と言われれば、そうですかと答えるほかなく、かといって観客を突き放しているかというと、常に第三者の目を感じさせる作りになっているかと思う。ゆえにか、ジェシーの内面に関して深く細かく描かれることはない。モデルは人に見られるのが仕事だというのは物語に大きな意味を持たせているかと思う。

女は怖い、嫉妬は怖いというところへ安易に落とし込むのもありかと思うがそれでは勿体無い。
昔、漫画かなにかで「人より多くもらう者は人より妬まれる」とかそんなようなセリフを読んだことがあるが(なんだったっけ、忘れてしまった。少女漫画だったように記憶している※)、まさにそのようなかんじで、持つ者が、持っていると自覚し、それを表に出してしまったとき、周囲の人間が牙を剥いてくる。自覚していること自体は別段悪くもなんともないが(そもそも、モデルになろうとしている時点で自覚はあるのだから)、出る杭は打たれるとはよく言ったもので、飛び抜けてしまうといいことはない。

※Twitterで『さくらん』なのでは?と教えていただきました。そうです『さくらん』でした!ありがとうございます。

同じテーマで他の監督が撮ったものも見てみたいと思った。レフンに対する苦手意識が払拭されたのはとても良かった。ありがとう。性的な要素はあれども、恋愛要素がなかったのが、私がこれを気に入った理由のひとつではないかな。

※以下ネタバレを含みます。

もうちょっとグロくても私はOKだったが、見せない美学というのもあるのだろう。あんまりやりすぎると別の映画になってしまうし……。そのへんのさじ加減がうまいバランスだなと、Twitterで「最後やりすぎ」みたいな意見も見ていたので、『マーターズ』みたいな絵が出てくるか???と思っていたがそんなことはなかった。(ここは例えに出すなら『グリーン・インフェルノ』や『食人族』の方が適切かもしれないが未見である)

そして、レフンでも脱がせられないエル・ファニングなのであった。

JUGEMテーマ:映画

この記事のトラックバックURL

※記事の内容に関係のないトラックバックは削除する場合があります。
※トラックバックの反映には時間がかかる場合があります。
※リンクのないトラックバックは反映されません。

トラックバック
公式サイト。アメリカ=デンマーク=フランス。原題:The Neon Demon。ニコラス・ウィンディング・レフン監督。エル・ファニング、カール・グルスマン、ジェナ・マローン、ベラ・ヒー ...
  • 佐藤秀の徒然幻視録
  • 2017/01/20 9:47 PM
Neon Demon [Blu-ray] [Blu-ray]モデルを夢見て、田舎から大都会ロサンゼルスにやってきた16歳の美しい少女ジェシー。すぐにモデル事務所と契約し、チャンスを手にしたジェシーは、一流カメ ...
  • 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
  • 2017/01/20 11:44 PM
おじいちゃん映画
記事検索

現在928件の記事があります。

最近の記事
週間人気記事ランキング
ブログパーツ
プロフィール
ナイトウミノワ

ナイトウミノワ

twitter flickr facebook google+ instagram

映画と球体関節人形が好き。SF映画とコメディ映画、アクション映画、おじいちゃん俳優好き。

カテゴリ
RSS
ブログの内容を気に入って頂けましたら、RSSリーダーの登録をよろしくお願いします。
RSS
おすすめ映画
月別アーカイブ
リンク
その他
無料ブログ作成サービス JUGEM