スーサイド・スクワッド/悪党集団、戦う。

スーサイド・スクワッド

スーサイド・スクワッドSuicide Squad/監督:デビッド・エアー/2016年/アメリカ


それいけ特攻隊!


新宿ピカデリー シアター5 J-10で鑑賞。ハーレイ・クインのオフィシャルTシャツ着て挑みました。

スーサイド・スクワッドあらすじ:悪人を集めて戦わせます。

デッドショット(ウィル・スミス)とかハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)とかが減刑と引き換えに寄せ集めチームとなって悪と戦います。

ネタバレしています。
ストーリーについては書いていません。褒めていませんので、褒めるレビューが好きな方はこの先読むのをお控えください。
おすすめ
ポイント
ハーレイ・クインとエンチャントレスさんとカタナさんは可愛いです。
試写組の感想がお通夜だったので覚悟はしていたが、ちょっと、予想以上に、なかった。

なにがいけなかったんだろう、というと、ひとつは「悪党の人間らしさ」を描いてしまったことが挙げられる。集められた悪党たちの悪党らしさは一応描かれる。そういう意味で序盤は期待できた。フタを開けると、そうヤバくも見えず、田舎のヤンキー(@中野貴雄監督)程度にしか思えない。原作などで補完するのだと言われればそれまでだが、映画なのだから映画で描かねば意味が無い。悪党だと言うわりに(命の危険があるからと言えども)キチンと上の言うとおり働いていて、さらに「娘が」「家族が」とか言われてしまうと、同情心すら湧いてくる。感情移入させたいのかもしれないが、悪党に感情移入は要らないのではないか。うっかり、彼らが本来はヴィランであることを忘れかけた。あれじゃあバットマンが悪いやつに思えてしまう。
たぶん、作っている人が「良い人」なんだろうね。悪党を想像できないんだ。

上は上でやっていることがマヌケだ。結局さ、立てた計画がグダグダだったからエンチャントレスさんが「復!!!活!!!」って大暴れ(と言えども本人は地下で「えっへん」って威張っているだけ)したわけで、どうにも何かと雑なんだよなあ。

主人公はデッドショットなのだろう。ウィル・スミスは良い役者だ。異論は認めない。わたしが彼のファンでなかったなら、「自分の出番を増やさせたに違いない、だから映画がつまらなくなった」と言っていただろう。ともかく。もともとデッドショットがどういうキャラクターなのか知らない。ので、映画だけ見ると悪党にはまったく思えないのだ。暗殺者なんて見慣れている。おっ、なかなか日常生活では使わない言葉だな、暗殺者なんて見慣れている。あの人、ずっと仕事してただけじゃないか。いいやつじゃないか。ハーレイのことも撃たなかったじゃないか。いいやつじゃないか。急に芽生えた仲間意識も、まあ、いいじゃないか。うーん。ウィル・スミス好き補正かけすぎか。

ハーレイ・クインは「ルックスは最高だが頭が最悪」と言われている。最悪っぽいところってディアブロ(ジェイ・ヘルナンデス)の深刻な身の上話に対して追い打ちかけるところくらい、行動自体にはそれほどおかしさもない。いや、おかしいっちゃおかしいが、言う程でもない。これは上の段落で書いたこととかぶる、人間らしさを描いたのが良くなかった。ただ、赤黒のコスチュームが見られたのは良かった。
全体的な映画の出来を思うと、ハーレイ・クインは良かったのかもしれない。ここを断言できないあたりで察していただければと思う。マーゴット・ロビーはハマり役なので、これっきりで終わるとしたらもったいない。ぜひ続編を。

ジョーカー(ジャレッド・レト)の扱いは本当に酷かった。登場シーンは全部合わせても20分あるかないかくらいか。完全に裏に回っていること、彼のアクションシーンがろくにないこと、ハーレイにくっついているだけに見えちゃって狂気もなにもないこと、一体何をしているのか良くわからないことなど、この映画むしろジョーカーいらなかったんじゃないのとすら思えてしまう不遇の扱いである。レトは不憫だ。ジャック・ニコルソンヒース・レジャーは、とても「良い役をもらった」と思う。彼らと同じキャラクターとは思えない扱いの酷さよ。レトもそうとうの覚悟を持って挑んだだろうに。

チームの人数が多い。多すぎる。各々に見せ場を与えられないのであれば、人数を減らしたほうがいいのではないか。見せ場がそもそも少ない。いま、映画を見終わって5時間経っているところだが、「あそこカッコ良かったよね」というシーンがひとつも思い出せない。アクションシーンがとても見づらく、カタルシスも味わえない。なんだか窮屈に見えた。悪党ならば悪党らしく、のびのびと暴れさせてあげたい。

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  • 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
  • 2016/09/10 9:59 PM
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