BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント/優しい巨人とひとりぼっちの少女

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントThe BFG/監督:スティーブン・スピルバーグ/2016年/アメリカ


BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

今、コレをやる勇気!


マスコミ試写で鑑賞。公開は9月17日です。

あらすじ:巨人にさらわれて仲良くした。

児童養護施設に住むソフィー(ルビー・バーンヒル)は、ある夜、巨人(マーク・ライランス)にさらわれました。

ネタバレはありません。ないと思います。
おすすめ
ポイント
おじいちゃん映画!
今コレをやるか、というのが正直なところである。ディズニー(一例であってすべてというわけではない)の所謂「子供向け」アニメが、多様性など「大人向け」なテーマを内包し、「大人に熱く語られるもの」として出現しているこの時代にである。もちろんそういった作品をけなすつもりもないし、素晴らしいものだと思っている。そういうものが好まれる時代なんだろうなと思う。

グレムリン』『グーニーズ』のような作品は減った。ほとんどないのかもしれない。そこで、「今コレをやるか」なのである。『BFG』は、30代以上の大人に、「あの頃の映画」を思い出させる何かを持っているのではないかと思う。

ただただ楽しく、ただただ美しく、イギリスらしさもあり、悪い奴はこらしめられ、ハッピーエンドを迎える。なんという安心感か。そこへもって、スピルバーグ特有の(と、わたしは思っている)「子供をやたらベチャベチャにする」っていうのも折り込まれている。同監督の傾向としては『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』に近いのかもしれない。ヤヌス・カミンスキーらしさは強調されているように思う。

正直、ヒットはしないように思う。前述のとおり、今好まれるような深いテーマ性を感じないからだ。もしくはわたしに、テーマを読み取る力がなかっただけということか。ともかく。完全に児童文学なのだ。それが悪いというわけでは、もちろんない。むしろ、今児童文学をここまできっちり児童文学としてやった、という点について評価したい。あざとく泣かせてくる要素もない。潔い。

これが心をつかまない作品かというと、まったく違う。巨人の隠れ方、疾走感、きらびやかな映像に、少女との友情。切ない過去と、その過去を過剰に掘り下げて傷をえぐりはしない感じ。マーク・ライランスはとてもマーク・ライランスで、かわいらしい。 そして、おなら。ゲロはないが、おならはある。ゲロみたいな食べ物は出てくる。ああ、どこか懐かしいこの感じ。繰り返しになるが、「今コレをやる勇気」を讃えたい。さすがスピルバーグだ。肩の力を抜いて鑑賞されたし。

photo
オ・ヤサシ巨人BFG (ロアルド・ダールコレクション 11)
ロアルド ダール クェンティン ブレイク
評論社 2006-07

by G-Tools , 2016/08/18

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