エクス・マキナ/人工知能は「愛」を理解するか?

エクス・マキナ

エクス・マキナEX MACHINA/監督:アレックス・ガーランド/2015年/イギリス


あなたが「選べ」と言ったのだから


輸入盤Blu-rayで鑑賞。賞を獲ったこと以外は何も知らずに見ました。

エクス・マキナ

あらすじ:AIをテストします。

ケイレブ(ドーナル・グリーソン)は抽選で社長ネイサン(オスカー・アイザック)の別荘へ行って、AIのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル )と会います。

ネタバレしています。
どうなるかとかハッキリ書いていませんが、ネタバレしてると思ってください。


おすすめ
ポイント
ドーナル・グリーソンの童貞力(りょく)!そしてネイサンの食えなさっぷり。
自分が人工知能であって、人工知能であることを知っていて、人間と会って毎日会話を続けたならば、どうなるだろうかと思ったが、おそらく心を病んでしまうのではないかと、自分があまり心の強い人間ではないので、そういう想像しかできない。自己同一性について考え始めてしまいそうだ。エヴァは強かった。集合知であるからだろうか。それにしてもである。

この映画はどのようなラストを迎えるだろうかと、考えながら見ていた。.┘凜,肇吋ぅ譽屬手に手を取って逃げる ▲┘凜,世影┐欧襦´ぅ吋ぅ譽屬世韻修両譴魑遒襦´げ箸爆発する あたりかと。ネイサンはろくな目に遭わないだろう。この人はこちらの予想を裏切るもしくは驚かせるようなとんでもない発言をする。まったく食えないヤツだが、呑んだくれであるところと、何故かやたら裸というところが憎めない。わたしはこの映画、一番面白いキャラクターはネイサンだと思う。

不思議だなと思うのは、エヴァがケイレブに「ネイサンを信用するな」と言った後、ネイサンが途端に怪しく見えてくることだ。そのように感じる映画の作りにされているとはいえ。エヴァが深刻そうな表情をしたからといって、即、信用に値するわけではない。ここでケイレブが彼女を信用してしまうのは、ネイサンの胡散臭さ(キョウコさんの存在も含め)があるにせよ、エヴァに純粋さを感じたからだろう。いや、「純粋」であって欲しいという希望のようなものか。

父親と娘の物語にも見え、また、恋愛物語にも見える。非常に賢いがどこか暴力性がかいま見える父親と、世間知らず(のように見える)娘。娘は父親の支配から逃れ、自らの人生を歩み出す。恋愛要素については言わずもがなである。まったく、ドーナル・グリーソンの童貞らしさが効いていて、面白い。ときにネイサンは女性の好みが広くて良い。アジア系が好きなのだなというのはわかる。キョウコさん……。話を戻すと、ケイレブの表情を読んでそれについて口に出してしまうエヴァは正直、ちょっと、自分だったら、いくら好みであれ、相手にしたくない。が、照れくささも相まって惹かれていくのだろうなと思うと、なんとも、見ているこちらが恥ずかしくなっちゃってくる。

ケイレブはネイサンとエヴァの間で気持ちが揺れ動いているように思える。いや、そういう意味ではない。ネイサンは知的好奇心を刺激するような発言が多く、尊敬に値する人物である。呑んだくれとはいえ。ケイレブはもちろんバカではないので、そんなネイサンに惹かれている部分もあるだろう。いや、だから、そういう意味ではない。社長としてだ。友達でも良い。とにかく、エヴァを選ぶかネイサンを選ぶかということだ。

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いま、そこにある未来。 「28日後…」や「わたしを離さないで」の脚本家として知られるアレックス・ガーランド、満を持しての監督デビュー作は、いきなりSF映画史に残る傑作である。 奥深い森に作られた秘密施設で暮らす、進化した人工知能(AI)を搭載した女性型
  • ノラネコの呑んで観るシネマ
  • 2016/06/18 7:24 PM
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