アーロと少年/君となら、強くなれうわあああああああ

アーロと少年

アーロと少年The Good Dinosaur/監督:ピーター・ソーン/2015年/アメリカ


狂気と不安が入り交じる置いてきぼり映画


飛行機内で鑑賞。日本語吹き替えもあったけれど、フランシス・マクドーマンドの声が聞きたかったので英語で。アニメなら英語でも大丈夫だと思いましてですね。

アーロと少年

あらすじ:恐竜が川に流されて少年と出会いました。

弱気でどんくさい恐竜アーロは、お父さんと一緒にいる時、鉄砲水に流されるんだけど、お父さん死んじゃって、家からも離れちゃったしどうしようっていうときに、少年と出会いました。

ネタバレしています。あんまり褒めていません。
ある意味褒めているのかもしれない。


おすすめ
ポイント
中盤のサイケデリック恐竜大暴走シーンに一番の狂気と恐怖を感じたよね。

機内で見たので短編はなし。この監督、知らないなあと思って調べてみたら、『ファインディング・ニモ』や『ウォーリー』の脚本をやっているのね。監督デビューは『崖の上のポニョ』アメリカ版、その後、短編の監督をやっているようです。うーむなるほど。ワーナー・ブラザーズからPixarに転職して、いままでがんばってきて、ようやくオリジナル長編監督デビューというわけですね。が、がんばってくれ、次、がんばってください。

悪くはないとは思うんです、最近のディズニー・ピクサーでぐったりした、ある映画よりは楽しく見られました。しかしですね、ツイートに書きましたとおり、成長譚として甘いなっていうのはあります。お父さんが鉄砲水で死んだら、その死を乗り越えるのも水のシーンであるのはまあ、予想の範囲内、予想できたからってダメというわけではありません。お父さん再会シーンには思わずうるっとしたしね。うるっとしてから、ずるいって思いましたね。なにもかもが「目新しくあるべき」ってわけでもないんですが、やっぱりそうなっちゃいますよね、とは、思うんです。

まあそれは王道なので良いでしょう。王道と狂気が交代にあらわれる不思議な映画でした。序盤の狂気は昆虫の頭をモシッて引きちぎるところ。ヒッてなったよ。生理的な嫌悪感に訴えかける狂気シーンといいますか。昆虫まわりはそれが多かったですね。他の生き物はほとんどがデフォルメされているのに(小動物のデフォルメ具合、目の大きさなんかにも生理的な嫌悪感が……)、昆虫だけそのまんま、首ひきちぎりシーンがあるから「より感情移入しにくい」デザインにしたのかもだけど、わからん。こればっかりは聞かないとわからないです。

中盤のサイケデリックシーンは目を疑いました。腐ったものを食べた→吐く、かと思っていたら酔っ払っちゃった。このシーン、本当に必要か? と思いますが、まさにこの意味不明なシーンこそが、『アーロと少年』のある意味良心のようなもので、この映画を見た人おそらくほとんどが「あのシーンやばくない?」と言うだろうと。そういう、「とんでもなく心に残るシーン」があるのは良い映画だと思うんですよね。ですのでわたしは良い映画だと思ったし、監督、次はがんばってください。とも思いました。

JUGEMテーマ:映画
この記事のトラックバックURL

※記事の内容に関係のないトラックバックは削除する場合があります。
※トラックバックの反映には時間がかかる場合があります。
※リンクのないトラックバックは反映されません。

トラックバック
アーロと少年 (ディズニーアニメ小説版) [単行本(ソフトカバー)]地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅を免れた世界。恐竜のアーロは、兄弟と比べて体が小さく、怖がりの甘えん坊だ。 ...
  • 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
  • 2016/03/23 12:22 AM
おじいちゃん映画
記事検索

現在925件の記事があります。

最近の記事
週間人気記事ランキング
ブログパーツ
プロフィール
ナイトウミノワ

ナイトウミノワ

twitter flickr facebook google+ instagram

映画と球体関節人形が好き。SF映画とコメディ映画、アクション映画、おじいちゃん俳優好き。

カテゴリ
RSS
ブログの内容を気に入って頂けましたら、RSSリーダーの登録をよろしくお願いします。
RSS
おすすめ映画
月別アーカイブ
リンク
その他
無料ブログ作成サービス JUGEM