LIFE!/世界はずっとそこにあって、ただ、僕がそれを知らなかった

LIFE!

LIFE!The Secret Life of Walter Mitty/監督:ベン・スティラー/2013年/アメリカ


こんな世界は想像できなかっただろ、って、現実が言ってくるんだ


TOHOシネマズ日劇スクリーン1、K-18で鑑賞。
原作未読、オリジナル「虹を掴む男」も未見です。ベン・スティラーだから見ました。

LIFE!

あらすじ:写真がない!

『LIFE』編集部でネガフィルム管理をしているウォルター(ベン・スティラー)は、休刊する『LIFE』最後の表紙を飾るはずのネガフィルムがなくってめちゃくちゃやばいし、新しいボスのテッド(アダム・スコット)がねちねちいじめてくるので、もう、このやろうてめえぶっ飛ばしてやる!(ただし妄想の中で

※ストーリー上のネタバレはありません。


おすすめ
ポイント
「見たらサントラ欲しくなるよ」って言われていたので、先に買ってから鑑賞しました。で、聞きながら帰ったよ。しみじみとよい映画でした。おすすめです。映画ネタけっこうあります。
ベン・スティラー監督作って「リアリティ・バイツ」「ケーブルガイ」とかあるけど、「ズーランダー」「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」しか見てないや、どっちもちょうおもしろくってバカで下品だなっていう印象で、大好きですね〜見返したいな。

わたしが好きな嫌味なハンサム、アダム・スコットが今回も嫌味な役で出ているのだけれど、何ですかこの人、年取らないの?「ヘルレイザー4」の時から顔が変わってない! って思ったら、まだ40歳なんですね。

LIFE!

ベン・スティラーには独特の間があるな、って思って、ちょっとしつこすぎる一歩手前で止めるかんじね、それも、そんなに頻繁にはやらない。

たびたび妄想世界に飛び込んでしまうウォルターを、いいかんじのところで止めて現実に戻るっていうのがとても効果的にはたらいているなと思いました。

今作は、ベン・スティラーのバカっぽさはすごく抑えられてるんですよね。


LIFE!

もう、佇まいに悲哀が漂っちゃってる。妄想のなかでは、ヒーローにもロマンチストにもなれるけれど、現実のウォルターは、ダサいおっさんなんだ。

でも、そんなダサいおっさんにも譲れない部分がある。仕事に対する誇りね。冒険家ショーン(ショーン・ペン)も、ウォルターの仕事ぶりを評価してくれている。暗いネガ管理室でちまちま仕事をしているウォルターと、世界を飛び回っているショーン。
ベン・スティラーのコメディ分が過剰すぎず、ショーン・ペンがさらにそれを引き締めてくる。


LIFE!

ウォルターの妄想は、最初のほうこそ、自分にとって都合の良い…そりゃ、妄想だから当然だけれど…ものだったのが、いつしか、彼の背中を後押しするものとなる。逃避行動としての妄想が、役割を変えてゆくのだね。

ウォルターの顔つきも、物語がすすむにつれてゆっくり変わっていく。最初と最後ではぜんぜん違うんだよね。

登場人物や小物の使い方がうまく、それぞれにやはり少しずつ役割があって、物語を積み上げていくかんじがとてもいいですね。

道路や山などの背景に文章が出る演出は、英語わかってて字幕なしのほうが効果的に見えるだろうなって思うので、英語もっとわかるようになりたいですね…。


見終わって、どこか知らないところへ行ってみたいなっていう気持ちと、仕事がんばろーって気持ちになりました。仕事じゃなくてもいい、自分が誇りに思えることをやろう。ウォルターみたいにチマチマお金貯めて、どっか行こう、見たことのない景色を見てみたい。写真は、撮らなくていい。それでまた、ここへ戻ってくるんだ。

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