危険なプロット/事実は小説よりも

危険なプロット/Dans la maison/In the House

危険なプロットDans la maison/In the House/監督:フランソワ・オゾン/2012年/フランス


ピザと携帯で出来た生活の中にも、きっとなにかが潜んでいるのだ


ヒューマントラストシネマ有楽町F列で鑑賞。予告を1回見て、鑑賞リストに入れました。最初はね、ファブリス・ルキーニが出ているので、おじいちゃん映画だ! うふ! って思ってましたが、エルンスト・ウンハウワーの得体のしれない美少年ぶりもよかったですね〜。

危険なプロット/Dans la maison/In the House

あらすじ:作文を書くためにクラスメイトの家に入り込みます。

高校の文学教師ジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、クラスの中に文才のある少年クロード(エルンスト・ウンハウワー)を見つける。

ネタバレはありません。


おすすめ
ポイント
演出がおもしろいです。エルンストの美少年ぶりいいですね〜。それから、熟女好きにはたまらないかんじになっているとおもいます。お話もおもしろくておすすめです。
危険なプロット/Dans la maison/In the House

街歩きを趣味にしていたとき、立ち並ぶ家々を眺めながら、とつぜん『このすべてに自分と同じ熱量を持ったひとびとが生活しているんだ』という当たり前のことに気づいて、吐き気をもよおしたことがあります。

わたしに見えるものは、彼らが住む家の外観、窓のすきまからちらちらと見える内装、表札にマジックで書かれた「チラシお断り」の注意書きや、ガレージの奥に並べられたパステルカラーの子供用自転車などで、わたしはそれらを『普通のひとたちの、普通のくらし』という漠然としたカテゴリに分けて、背景としてしか認識していなかったのです。


危険なプロット/Dans la maison/In the House

その『普通のひとたちの、普通のくらし』に入り込めるようなチャンスがあったなら…そして彼らをつぶさに観察できたなら…その体験を、誰かと共有できたなら。

そう考えるだけで、ぞくぞくするような悪趣味な興味がわいてくるわけですが「危険なプロット」はそういったわたしの悪趣味さを満たしてくれる映画でしたね。

この映画を見た帰り道、映画館から地下街を通り地下鉄に乗り、目的地で降りて薬局に寄り帰宅するまでの間、すれ違った人々すべてに『普通に見えるようで、実はそうでもない人生』があることに思いを馳せたりしました。


途中までまったく家庭環境が映像として明かされなかったクロードの『いつもと変わらない朝』が描かれた瞬間、この子は『普通の家庭』に対し、憧れと興味と、それを破壊してしまいたいという気持ちを持っていたのかな、とおもいましたね。

それにしても、クロードがジェルマンの奥さんに言ったあのひとことは、たぶん嘘だとおもうので、やっぱりね、クロードすごく得体のしれない恐ろしい子だと思います。その得体のしれなさと美しさが同居しているエルンスト・ウンハウワーはすばらしかったですねー。

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公式サイト。フランス映画。原題:Dans la maison。英題:In the house。スペインの作家フアン・マヨルガの舞台劇“El chico de la ultima fila”(最後列の少年)に基づく。フランソワ・オゾン監督、 ...
  • 佐藤秀の徒然幻視録
  • 2013/10/24 7:08 PM
「続く」の先にあるものは? フランソワ・オゾンが描く物語の迷宮。 小説家崩れの国語教師ジェルマンは、新学期早々に出した“週末の出来事”を書く作文の宿題で、クロードという生徒の提出した作品に目を留める。 それは彼が類型的な郊外の中流家庭である友人の家
  • ノラネコの呑んで観るシネマ
  • 2013/11/11 10:32 PM
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