パシフィック・リム/オタクの神様 ギレルモ・デル・トロは、オタク以外も熱くさせるのです

パシフィック・リム/Pacific Rim

パシフィック・リムPacific Rim/監督:ギレルモ・デル・トロ/2012年/アメリカ


ロボットと怪獣がどがんどがん戦ってるのっていいよね!


丸の内ピカデリー3、2D字幕で鑑賞。なぜIMAXじゃないのかとか、思われるかもしれませんが、しょうがないじゃないですかね。ちなみに丸ピカでは、3Dと2Dを交互に上映しています。

パシフィック・リム/Pacific Rim

あらすじ:「怪獣倒すぞー!」「おー!」

太平洋の海溝から怪獣が出てきて街を破壊してたいへんなので、巨大ロボット『イェーガー』で戦います。二人乗りの。なんか、神経つなげるとうまく乗れる。親しいほどうまく乗れるらしい。

元イェーガー乗りのローリー(チャーリー・ハナム)は、心に傷を負って肉体労働していたところ、司令官ペントコスト(イドリス・エルバ)の要請により再びイェーガーに乗ることになりました。

ネタバレはありません。


おすすめ
ポイント
アバンタイトルだけで超あがります。かっこいいわー。おすすめです。
パシフィック・リム/Pacific Rim

今回も完全に情報を遮断して見に行きましたので、ロン・パールマン出てきた時にはほんっっとうにびっくりしました。わたしは不勉強ですので俳優はあまりわかりませんが、あまりよく見かけない方が多くいらっしゃるなあと、思いましたね。へんに色がついてて先入観に振り回されることなく見られて良かったと思います。

ロボットの造型もよくできてたとおもうし、怪獣のたぽたぽしたお腹かわいかったし。

あと、セリフが良かったですね〜。
Where would you rather die? Here, or in a Jaeger?」がアガるのはとうぜんとして、わたしは「One, don't you ever touch me again. Two, don't you ever touch me again.」もすきです。なんかクスっと来るの多かった。


パシフィック・リム/Pacific Rim

菊地凛子の日本語はびっくりするくらい聞き取れず、英語字幕の消えるのが速すぎて追いつけず、なんて言っているのかわからないところけっこうありました。

お話もテンポよく進んでいき、死ぬひとはあっさり死に、まさかのひとがとつぜん頑張ったり、お父さんと息子とのじんわりくるエピソードとか、ロシア組も香港組もよかったし。3本腕ロボ萌えるよ。あと、キスシーンがないところはね、ちょうすばらしいと思います。

わたしが好きなのはやっぱり博士ふたり(チャーリー・デイ、バーン・ゴーマン)とロン・パールマンかな〜。なんにせよ、各キャラクターのバランスはとても良かったと思いますね。


しかしわたしは「パシフィック・リム」を見る日とてもテンションが低く、劇場へ行ってみたら、隣にカップル、後ろに外国人の老女2人(70代くらい)という状況でね、隣のカップルの、女が『これってオタクの映画でしょ、ここにいるのってオタクばっかりなんでしょ、ウケんだけど』とか言っててイライラしちゃったり、直前にたまたま、無理だった派の感想読んじゃったりして、ただでさえ低くなっていたテンションがどん底だったんですよ。

なんでテンション低かったのかっていうと、Twitter上でずーーっと議論めいたものとか、されているのをチラッとは見ていたので(ミュートワードに入れているけれど、すりぬけて見えてくるときもある)、なんかもうめんどくさい。わたしこれめんどくさい。ってなってたんですよね。disったひとがブッ叩かれたのは知ってる。ほんと心狭いと思う。あと、特撮がわからんとわからん映画なのか。ロボットに詳しくないと理解できないっていうのか。って思った時もある。隣の女が言ってるみたいにオタク向けなのか。元ネタ知らないと楽しめないのか。知らん、実際はなにを議論されなにがそんなに揉め事になってたかも知らん。だから想像で言ってる。それは認める。認めるが、めんどくさいって思ったもんはしょうがないじゃないですかね。

パシフィック・リム/Pacific Rim

で、「キル・ビル」を思い出したのですよ。初見のとき、まわりがいろいろ詳しくて、あのシーンはどの映画のどこ、このシーンはあの映画が元ネタ、とか言ってるの見て、『すっごくすっごく面白かったけれど、元ネタ知らないと楽しめない映画なのかなあ、なにも知らないわたしなんかは感想言う資格とか、ないんだ』って思っちゃったんだよね。

だから『面白かったけど、よくわかんなかった』みたいにお茶を濁してしまった。今思えばほんとうにバカだった。


だって、元ネタ知らなくても面白かったんだから、それをどうどうと言ったらいいじゃないかって、『知らない』ってことを、恥ずかしがる必要なかったって、あとから思ったんだよね。

わたしは怪獣わかんない。特撮見たことない。ロボットも、かわいいのは好きだけど(ED-209とか)詳しくはない。アニメもほとんど見てない。いわゆるオタクか、というと、違うと思ってる。知識ないもん。映画もぜんぜん詳しくない。むしろなんにも知らないと思ってるし、実際そうだよ。

でさ、わたし「パシフィック・リム」はロボットアニメっぽいなーって、ちょっと思ったの。でも、わたしロボットアニメもほとんど見てないから、印象なわけ。こんなこと書いて叩かれたらやだなって、そりゃ思うけど、浅い知識の持ち主でも発言くらいしてよいのではないかと、「キル・ビル」で学びましたので、思ったことは言いたい。

パシフィック・リム/Pacific Rim

話はちょっと戻るけど、後ろの外国人老女が、ひとりは笑い屋かってくらいあちこちで笑い(別にいいんだが)、もうひとりはわたしの席をガンガン蹴ってくるんですよ。ずっと。

で、クライマックスでドン! ってやられて。さっすがに注意しようと思ってなんて言ったらいいか英文考えつつ振り向いたら(クライマックスで振り向くってどんだけか察してほしい)、もう、まん丸の目をして口もポカーンって開けてて、ようするにすごいショック受けてる、物語に入り込んでるのわかっちゃったわけ。


パシフィック・リム/Pacific Rim

その瞬間、全部許したね。おばあちゃんが、ロボット見て、興奮してる。そりゃ許すでしょ。

隣の『オタク、ウケる』とか言ってた子はちょいちょいびっくりしたり笑ったり、息を呑むようすが伺えたりしていたのだけれど、やはりクライマックスで、鼻をグズグズやってるの聞こえてくんの。泣いてんの。ロボットが、アレするの見て。オタクをバカにしてた女が、オタクが作った趣味全開の映画見て泣いてんの。むしろそっちに感動したよね。


というか、当然のことなんだけど、これだけのバジェットの映画がさ、オタクだけに向けられたものなわけないよね。オタクの神様ギレルモ・デル・トロは、オタクを馬鹿にするひとにもやさしいし、おばあちゃんにもやさしいんだなって思った。もっと何件もいろんな劇場行ったら、違うように思うかもしんないけど、たまたまお行儀の悪いひとがいる、いまいちな環境で見たことが、逆に面白いもの見られて良かったって思いますね。

ところで、笑い屋みたいに笑ってたほうのおばあちゃんは、エンドロールの最後で、ある人の名前が出た時「Oh...!」って言ってたので、あるいはこのふたりは年季の入ったオタクなのかもしれません(今まで書いてきたものをブチ壊した。

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評価

by G-Tools , 2013/10/02

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小学館集英社プロダクション 2013-07-24

by G-Tools , 2013/08/14

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