レッド・ライトRed Lights/監督:ロドリゴ・コルテス/2012年/アメリカ、スペイン
お前を信じてみたかった。
TOHOシネマズみゆき座で鑑賞。なんとなく映画見るのめんどくさい時期に入ってたんですが、ふっと気づいたらTOHOデイだったのでふらっと見に行きました。そしたらすごい面白かったー、わたしこういう話、好きなんですよね。
あらすじ:インチキ霊能力者を暴きたい。
物理学者マーガレット(シガニー・ウィーバー)とその助手トム(キリアン・マーフィー)は、超常現象の科学的解明に挑んでいた。そんな折、かつて一世を風靡した超能力者サイモン・シルバー(ロバート・デ・ニーロ)が30年ぶりに復帰する。
※一番最後の段落でネタバレしています。ネタバレ前には注意書きをしています。
- おすすめ
ポイント - とにかく最初っから最後までキリアン・マーフィーを堪能できるキリアン映画でした。
わたしが以前働いていた職場では占い師を雇っていて、占い師に店を持たせており、かつ、社長が相談事をしていたんですね。まーその人に関しては、わたしは初対面のときにいろいろ当てられたんだけれども、当てられた理由はわかってて。ウォームリーディングだったんですよね。社長がわたしの話しを先にしちゃってたの、紹介してもらう前の時点で。だから、あー、試せなかったなあって思ったよ。
その占い師は、完全に心から自分が『能力』を持っていると『信じている』タイプの人だったんだよね。ただ、彼女は自分のことはまったくわからないと言うんだね。占い師そういう人多いのかな、自分のことがわからないっていうのは、コールドリーディングでもバーナム効果でもなんでもいいけど、自分に対してするのは無理だから、できなくて当然だと思うのよね。
さて、前置き長くなりましたが、「レッドライト」ね、わたしこういうお話って大好きなんですよ! 人の騙されやすさ、というか、騙すと言うと言葉が悪いけれども、心理学などで他人を操ることができる(ごめんね頭が悪くて的確な言葉がでてこないね)っていうの。
題材が好きな上に、シガニー・ウィーバーとロバート・デ・ニーロという安定感あるキャスティング、そしてなによりもキリアン・マーフィー。たまらん、たまらんかった。年上の女に気づかいするキリアン! 年下の女を笑わせようと唇にペンをぶっ刺すキリアン! 苛立つキリアン! びびるキリアン! 怒るキリアン! 悲しむキリアン! 血まみれキリアン! キリアン全部盛りじゃないですかーやだー最高ー!
※以下ネタバレを含みます。
キリアンってシガニー・ウィーバー殺しちゃってるんですよね。これってデニーロにかつて起きたことと同じなんだよね。デニーロは人を雇って殺してるだろうけれど…。
あの時はキリアン、頭に血がのぼっちゃってたからわかんなかったのかもしれないんだけど、いや、わかってたのかな…。
この映画、途中で大オチがわかっちゃうんだけれども、まあそれはそれでね、ニヤニヤしながら見るのが楽しいなあと思いましたよ。
キース・バリーのブレインマジック。おもしろいよ!