ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/ときどき、オトコはどうでもいい。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/Bridesmaids

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプランBridesmaids/監督:ポール・フェイグ/2011年/アメリカ


格付けしあうな、女たち。


なぜか複数形を単数形に変えてしまう邦題が目立つ中、珍しく複数形のままですね「ブライズメイズ」。あからさまに「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」を意識した副題となっておりますが気にしないことにしてですね、これくらいはねしょうがないです。主人公の親友リリアン(マーヤ・ルドルフ)と、冒頭に公園でトレーニングしているテリー・クルーズの2人は「26世紀青年」にも出てますね。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/Bridesmaids

あらすじ:親友が結婚するので、花嫁の付添人を請け負います。

仕事も恋もうまくいかないアニー(クリステン・ウィグ)は、親友のリリアン(マーヤ・ルドルフ)の結婚が決まったため、ブライズメイドを請け負うことにします。他のメンバーは、3人の子持ちのリタ(ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ)、新婚のベッカ(エリー・ケンパー)、デブのメーガン(メリッサ・マッカーシー)、お金持ちのヘレン(ローズ・バーン)。

人生どん底のアニーは、メンバーの中でも特にヘレンに対して敵対心を抱いてしまい…。

ネタバレはありません。


おすすめ
ポイント
安定感あっておもしろいです。ゲロ吐くシーンあり。R15だけれどそれほど過激なシーンはないですね。
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/Bridesmaids

女同士の友情はもろいなどと、言うのをよく聞きますが、どうだろ実際そんなことないんだよ。あたりまえのことですが、別に女同士はいつもいがみあっているわけでもないし、格付け()しあっているわけでもないんです。ただ、ただねえ、どうしても、仲が良くても、結婚すると疎遠になってしまうし、子供の有無で会話がだんだん合わなくなったりする。それを指してもろいと言うのであれば、しかたがない、もろいのでしょう。

だから、友達が結婚すると、先を越された、置いていかれた、わたしたちはもう今までのわたしたちではなくなってしまう、と感じるんだと思うんですよ。


ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/Bridesmaids

そんな『置いてきぼり感』の上、『変わらない』と思っていた友情すら、リリアンとたった8ヶ月しか付き合いのないぽっと出の『友達(ヘレン)』に奪われてしまうのだ、と思うと、やりきれないわけです。しかも、その『友達』は、自分が持っていないものを持っている。適わない。自分が一番友達のことをわかっている、っていうところだけにしか、誇れる部分がなかったのに、それすら上っ面をかっさらわれてしまう。そりゃあにくたらしいですよ。

ただ、ヘレンが一方的に悪いわけではない、というのがこの映画のいいところだと思うんですよね。


ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/Bridesmaids

ヘレンは確かに、アニーの提案を丸パクリしていますけれども、たぶんね、付き合いが浅いけれども大切に思っている女友達、のことを、自分より良く知っている人、の意見を、うまく取り入れたつもりなんだと思うんですね。友達を喜ばせたい、としか思ってない、悪意なんかないわけ。そんなにね、お金持ちだからってね、いじわるでもない。なぜかお金持ちの美人=いやなやつ、ってことになりがちだけれども、そうでもないはずなのよ。そのへんヘレンの弱さもうまく描けていて、良かったですね。


ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/Bridesmaids

女同士のドロドロした見栄の貼り合いっていう視点にしてしまえばイージーだと思うんです。連れている男のスペックで相手との距離を測ったりとかね、そういう、安易に想像しうる女同士の肩肘の張り合いみたいなの。でも、そういうのはないんだよね。

とにかく男のことについては、アニーがセフレのことでウジウジしたり、警官のことでウジウジしたり以外には出てこないわけ。リリアンの旦那についても、他の既婚女性の旦那についても、ほぼ出てこない。


旦那のスペックで優劣をつけてしまうと、自分のアイデンティティが失われていきかねない。旦那がいかなる人物であるか、ということと、本人がいかなる人物であるか、ということをキッパリと分けているところがさ、ほんとうにリアルで嫌な話にならずに済んでいる理由のひとつだと思うんです。すべての問題は自分自身に起因することであって、誰にも責任転嫁できない。だから余計に煮詰まって身動きが取れなくて苦しむんだと思うんですよね。

と、いろいろといいところもありつつですね。どうしても気になってしまうのは、この映画R15のくせに、『激しいベッドシーン』があるくせに、ブラジャーしたままなんですよ! あのね、そこはね、脱ごう。脱いでいこう。別にわたしおっぱい見たいとかじゃない。じゃなくって、やっぱヘンじゃないですか! 騎乗位から正常位から、横向きの…バックじゃなくて…なんて言うの? とにかく、コロコロ体位変えてさ、ヤッてんのに、おっぱいでないのおかしいじゃないですか…そこだけほんと…お願いします…。あと、子持ちブロンドと新婚さんのキャラがいまいち弱くてもったいなかった、くらいですね、不満点としては。

photo
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン [Blu-ray]
ジェネオン・ユニバーサル 2012-11-02

by G-Tools , 2014/07/22

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