ターミナル/その日を待ちながら

ターミナル/The Terminal

ターミナルThe Terminal/監督:スティーブン・スピルバーグ/2004年/アメリカ


トム・ハンクスがかわいらしい人だというのがやっとわかりました。


まだまだ「戦火の馬」予習のためのスピルバーグ週間です。そしてまたトム・ハンクスです。わかった。トム・ハンクスはかわいい。良い人っぽいところがいいのかもしれないのですが、トム・ハンクスのかわいいところは眉間にシワを寄せてむすっとだまっているところです。

ターミナル/The Terminal

あらすじ:空港から出られなくなったので、そこで暮らします。

ジョン・F・ケネディ国際空港で入国手続きをしていたビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。母国クラコウジアはクーデターにより消滅してしまう。パスポートが無効になったためアメリカに入国できず母国に帰ることもできない彼は、空港から出られないまま生活を始めるのだった。

ネタバレしています。


おすすめ
ポイント
トム・ハンクスがかわゆい。スピルバーグ映画にしてはめずらしく、『いい女』が出てきます。
ターミナル/The Terminal

最初に国境警備局主任のフランク(スタンリー・トゥッチ)が、チップスの袋をりんごでバーン! って叩いてトム・ハンクスが困惑しまくっているシーンで大笑いしてしまいましてね。

眉間にシワをよせたトム・ハンクスが、ムッスーとしているものの怒るに怒れずなにがおこったのかよくわかってなくてただただ散らばったチップスを払いのけるしか出来ない、っていうのがもうね、ああ、トム・ハンクスかわいいなあ。ここで怒り出さないのがビクターさんの良い人っぷりなんだよね。


ターミナル/The Terminal

ビクターさんが母国の惨状をテレビで見ているその鼻っ先を自動ドアがウイーンウイーンと閉まったあと、空港内でひとりたたずむ彼をズームアウトしていくところ、母国に帰りたくても何が起こっているのかわからなくて帰れない、アメリカはアメリカで人が大勢いすぎて言葉も通じにくくて誰も自分にかまってくれないからものすごい孤独、っていうのがバシッとよくわかる。

あまりにも自然にスコンとわかりすぎて誰でも同じように撮るんじゃないのかと思っちゃうくらいに。でも、誰にでも出来ることじゃないのよね。撮影監督のヤヌス・カミンスキーやっぱりすごいのよ。


ターミナル/The Terminal

ビクターが仲良くなるのはほとんど移民の人たちばかりで、とくにインド人のグプタおじいちゃん(クマール・パラーナ)は、もちろん自身の事情はあれども、アメリカでは我々移民は息を潜めてひっそり目立たぬよう暮らすことがいちばんであると思っているんですね。

それはアメリカになじんでアメリカを愛している者の発想ではないように思えるし、かといって母国には帰るに帰れぬ事情があり、自らの所属があきらかになっているようななっていないような状態に思えるんですね。このへん移民問題なんかがもっとわかればいろいろ書けそうですけれども今回は見送ります次の機会があれば。


さてスピルバーグ映画を何作か見てきて思うことには、ろくにラブロマンスがないというね、ないよね〜ロマンス。わたしは常々申し上げておりますとおり、男女のラブロマンスにほんとうにまったく興味がないばかりかときおりウザいと思っており、むしろ男同士の友情を見てウフフ…と言ったりお父さんと息子の確執がどーのこーののお話にウフフ…と言ったりするのが好きですので、スピルバーグ映画はほんとに性に合うようです。

ターミナル」は珍しく男女のロマンスがありますが、最終的にアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)とトム・ハンクスがくっつかないっていうところがまた、これ別にくっついてもいいんじゃないの? って思う気持ちと、さっすがスピルバーグさん信用できるぅ! っていう気持ちとありますね。後者のほうが強い。

まーとにかく全編を通してトム・ハンクスがかわいらしく、彼を好きになるにはちょうどいい映画だなあっと思います。ただ、最後にサインをもらいにいくシーンはいらなかったのではないかなあ…。

photo
ターミナル DTSスペシャル・エディション [DVD]
アンドリュー・ニコル
角川エンタテインメント 2005-04-28
評価

by G-Tools , 2012/02/14

JUGEMテーマ:映画0211
この記事のトラックバックURL

※記事の内容に関係のないトラックバックは削除する場合があります。
※トラックバックの反映には時間がかかる場合があります。
※リンクのないトラックバックは反映されません。

トラックバック
オールウェイズAlways/監督:スティーブン・スピルバーグ/1989年/アメリカ 幽霊になって、彼女を見守ります。 「戦火の馬」予習のためのスピルバーグ週間ですよ。今回の「オールウェイズ」は1943年のアメリカ映画「ジョーと呼ばれた男」のリメイクです。わたしこ
  • 映画感想 * FRAGILE
  • 2012/02/27 2:06 PM
2/20から実施しておりましたスピルバーグに関するアンケート、のべ189人の方にご協力いただきとても嬉しいです。コメントも、みなさまたくさん書いてくださってとっても楽しかったです。本当にありがとうございました! というわけで、結果発表をいたしますね。
  • 映画感想 * FRAGILE
  • 2012/03/05 12:18 AM
アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。俳優、映画監督、映画・テレビプロデューサー 1956年7月9日生まれ 57歳。身長185cm。 両親は1960年代に離婚し、トムは兄と姉と共に父親の元で育つ。地元のシャボー?...
  • 映画・世界史から探る気になる人々
  • 2013/08/17 7:19 PM
おじいちゃん映画
記事検索

現在979件の記事があります。

最近の記事
週間人気記事ランキング
ブログパーツ
プロフィール
ナイトウミノワ

ナイトウミノワ

twitter flickr facebook google+ instagram

映画と球体関節人形が好き。SF映画とコメディ映画、アクション映画、おじいちゃん俳優好き。

カテゴリ
RSS
ブログの内容を気に入って頂けましたら、RSSリーダーの登録をよろしくお願いします。
RSS
おすすめ映画
月別アーカイブ
リンク
その他
無料ブログ作成サービス JUGEM