悪魔のシスター/ふたりはひとり、ひとりでふたり

悪魔のシスター/SISTERS

悪魔のシスター SISTERS/監督:ブライアン・デ・パルマ/1973年/アメリカ


分離手術を受けた結合双生児の姉妹に、隠された秘密。


結合双生児映画特集第四弾、デ・パルマ先生の「悪魔のシスター」でございます。結合双生児が分離手術を受けたあとの話ですんで、ちょっと他の映画と違いますね。

悪魔のシスター/SISTERS

あらすじ:元結合双生児の周りで殺人事件が起こります。

モデルのダニエラ(マーゴット・キダー)はテレビ番組で知り合った優しい黒人青年フィリップ(ライスル・ウィルソン)と一夜を共にするが、次の日、フィリップは惨殺されてしまう。それを目撃していた女性記者グレース(ジェニファー・ソルト)は、独自に調査を開始するものの…というお話です。


ネタバレしています。

おすすめ
ポイント
クライマックスがすばらしい。マーゴット・キダーは口元が赤ちゃんみたいでかわいい。ラストは戸惑います。
悪魔のシスター/SISTERS

ダニエラはもともと結合双生児で、ドミニクという妹がいます。ドミニクは心を病んでおり精神病院にいれられていますが、たまに出てきてダニエラに文句言ったりするんですね。「わたしは精神病院に閉じ込められているのにアンタは男を連れ込んだりして憎い!」とか言うわけ。ダニエラはダニエラで、元旦那のエミール(ビル・フィンレー)を疎ましがったり頼ったりしていてどうも子供っぽくあぶなっかしい。


悪魔のシスター/SISTERS

映像表現でおもしろいのは、まず、前半の画面分割です。発作で苦しむダニエラと、ケーキを買いに行ったフィリップがもたもたしているようすの対比とか、なかなか捜査を始めない警察と、手際よく殺人現場を片付ける犯人の対比が見ていてたのしい。


悪魔のシスター/SISTERS

それからクライマックスの白黒のところがほんとうにすばらしくって、グレースの混乱ぶりと、後戻りできないところまで関わってしまったというのが伝わってくるんですよね。お話の部分などでまずいところもあるけれど、とにかくこのクライマックスがすばらしすぎて、この映画はここだけでももう、最高です。


悪魔のシスター/SISTERS

結合双生児映画としては、身体的な結合がない状態で、分離手術を行ったうえに片方は死んでしまっているという設定ですので、他の結合双生児映画と一緒にできないんですよね。

でも、精神的なつながり…つながりというか、2人の人格が1人の中にいる、ここは、普通の(普通?)多重人格ものでもない、というところで、工夫もありつつ、どうしてもふたりは離れられなかったのだ、という、なにか、業…業でもないなあ、なにかがあるんだなあと思います。ふたりだけの何かが。

ふたりだけの何か」については、明日もうちょっと書きます。


photo
悪魔のシスター [DVD]
ブライアン・デ・パルマ
紀伊國屋書店 2004-12-18
評価

by G-Tools , 2011/12/04

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  • 映画感想 * FRAGILE
  • 2012/01/13 12:22 PM
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