ロボット/インドのSF超大作映画

Endhiran(Robot)

ロボットEndhiran/Robot/2010年/インド/S. Shankar


ロボット! アクション! ロマンス! コメディ! そしてダンス・ダンス・ダンス!

去年話題になっていたインドのSF映画「ロボット」です。洋盤DVDで見ました。
日本未公開ですので、感想と言うよりは、内容の紹介になっています。
(※2012年公開決定。でも、ダンスシーンはほぼカットだそうです…)

Endhiran(Robot)

Vaseegaran博士(ヴァセガーラン博士。ラジニカーント/通称・スーパースター・ラジニ)は、自分に似せたロボットを開発します。ロボットの名前はChitti(チティ。ラジニカーント)。

チティは超スーパーロボットで、ダンスもアクションも料理も掃除も車の運転も、なんでもできます。

博士の彼女・Sana(サナ。アイシャワリヤ・ライ)はチティをあっという間に気に入り、近所の騒音トラブルを解決させたり試験のカンニングを手伝わせたりします。スーパーロボットにやらせるにはちょっとしょぼい案件ですがまあいいでしょう。


しかし、チティには弱点がありました。
チティの弱点、それは「常識」がわからないこと。

ある日、アパートが火事で燃えているのを見つけたチティは、人工皮膚が燃え尽きるのもかまわず救出活動に励みます。ひとり、ふたりと助けだすチティ。お風呂に閉じ込められてしまった若い女性も助けようとしますが、彼女は「わたし裸だから!」とチティの助けを拒みます。

「だいじょうぶ、わたしもはだかです」と、素っ裸の彼女を抱え上げ、見守る人々のところへ運ぶチティ。しかし、人に裸を見られたことを恥じた彼女は、パニックになって道路に飛び出し、なんとトラックに跳ねられて死んでしまいました。ガーン。事故のシーン、けっこうしっかり吹っ飛んでます。

Endhiran(Robot)

裸の女性は、肩のあたりから太ももくらいまでモザイクかかってたんですよね。やっぱだめなんですねえ。裸のシーンがあることじたい珍しいのかもしれないですね。わたしインド映画他に見たことがないのでわからないのですが…(ラジニカーント主演「ムトゥ踊るマハラジャ」も見てないのです)。キスシーンも全部ほっぺでした。

(左の写真は、口喧嘩したけど仲直りしたよ! すき! と歌って踊るサナと博士)


Endhiran(Robot)

ちなみにヴァセガーラン博士はチティを軍事利用するため開発しました。

「インド軍にチティがいれば人が死ななくてすみます。
あ、チティはロボット三原則に従いません

まさかのアシモフ全否定です。珍しい。

もうひとりの悪い博士・Bohra(ボーラ。ダニー・デンゾンパ。「セブン・イヤーズ・イン・チベット」に出てるみたいですがすみません見たことないです)も、悪いロボットをつくっています。悪いだけじゃなくてとろいです。歩けと言われれば後ろに歩き、銃とハンバーガーを間違える。ぜんぜんできてない。のに量産しちゃってどうするのかなあ。

ボーラ博士はヴァセガーラン博士に「火事のニュース見たよ。お前のロボットだめだめだよね〜。一般人殺してるじゃん」と嫌がらせの電話をかけます。やなやつ。

(左の写真は、喧嘩したけど仲直りしたよ! すき! キリマンジャロ! と歌って踊るサナ)


ボーラ博士は、軍にロボットを薦める決定権を持っています。しかし実は裏でわるいやつと組んでおり、ロボットを自爆テロに使おうとしていました。自分の開発したロボットはぜんぜん使えないため、こそこそとチティに電話します。

「ヴァセガーラン博士はお前のことなんにもわかってくれてないじゃん? 俺のとこおいでよ」
「わたしを まるめこもうとしているのですか そうは とんやが おろさない」


しかしチティは、ボーラ博士からスカウトの電話がきたことを、ヴァセガーラン博士には内緒にしてしまうのでした…。

Endhiran(Robot)

ヴァセガーラン博士から常識を教わったもののうまくいかないチティでしたが、落雷により人の心を持ちます。

「サナが すき…!」

チティは深夜、サナの家に忍び込み、「キスしてください」と頼みます。サナは「蚊がいて眠れないからなんとかして、そしたらキスしてあげる」と、またチティの才能無駄遣い的な頼みごとをします。

その気になったチティは、蚊を追いかけまわし、水辺にたかっていた多くの蚊の中からサナを刺した蚊を探し出し、蚊と話し、脅して、謝らせます。この蚊、こってりとCGで描かれていて人の言葉でしゃべるんですよ。

(左の写真は、サナがすき! と歌って踊るチティ)


Endhiran(Robot)

恋の炎が燃え上がったチティは、ヴァセガーラン博士にとって邪魔な存在になってしまいました。博士が軍にチティをお披露目したときも、「サナがすき。せんそうより バラがいいです」とかフワフワしたことを言い出し、呆れられてしまいます。

とうとう、サナをめぐってチティとヴァセガーラン博士がケンカをします。もめるふたりに、サナは「わたしはヴァセガーランを愛しているの。チティ、あなたの記憶からわたしのことを消して!」と言い放ちます。

それでもサナを諦めきれないチティに対し、怒りくるったヴァセガーラン博士は、斧で彼をばらばらに壊して、生ごみと一緒に捨ててしまいました。

(左の写真は、サナがちゅっちゅしてくれた! すき! と歌って踊るチティとサナ)


Endhiran(Robot)

ゴミ捨て場にやってきたのはボーラ博士です。ばらばらになったチティを助けます。

「もとに もどしてください」と頼むチティですが、ボーラ博士は悪の赤いチップを彼に埋め込み、「100人救えるロボットを、100人殺せるロボットにしてやったぜ」と悪いチティにしてしまいました。

悪いチティは自分のコピーロボットを作りはじめます。
「おい、助けてやったんだから俺の言う事を聞きなさい」と言うボーラ博士の頭をばちこーんと手でぶっ潰したチティは、ヴァセガーラン博士とサナの結婚式会場に乗り込み、人々をぶっ殺しながらサナを誘拐します。


Endhiran(Robot)

サナを連れて逃げながら警官をぶっ殺す悪いチティ。わたしの大好きなカーチェイス&カースタントシーンですよ。いいねえー。スタントもがんばってた!

悪いチティになってから急にSF映画的なアクションシーンが増えました。びよびよ跳ぶよ。ぼかぼか爆発するよ。サナがいるのに警察もチティたちに向かってばんばん発砲するよ。おい。


Endhiran(Robot)

悪いチティたちはアジトにいました。サナのために宝石やドレスを強奪します。わるーい。

ヴァセガーラン博士はヒゲを剃り顔に色を塗ってチティのふりをし、アジトへ乗り込むことにしました。サナに会った博士は、チティを出し抜く作戦に出ます。

街を丸ごと停電させ、チティたちが充電できないようにするのです。そしてバッテリーが切れるまでのあいだ、サナはチティに「あなたのことを愛しているのよ」と嘘をつき、チティを油断させるのでした。


Endhiran(Robot)

サナが好きって言ってくれた! うれちい! すき! と踊るサナとチティ。

充電が切れたチティたちは街へ出ていきます。そして車を襲い、バッテリーをつないで充電します。うん、計画、失敗だね。

チティはアジトの床に落ちていた血をみつけ、博士の侵入に気づきます。怒り狂ったチティはコピーロボットたちを集め、「このなかに はかせがいます だれかな〜?」と探します。博士を見つけたチティは、コピーロボットたちと合体して警官たちを攻撃し始めました。


Endhiran(Robot)

このあたりからクライマックスですが、チティたちが合体しててすごい写真はほぼ見つからなかったので、トレーラーを見てくださいね。なかなかこの発想はないよね。最終的に巨大チティになりますからねえ。

悪いチティは良いチティになるのか? この騒動の後始末はどうつけるのか? 最後に「すき!」って踊るのか? どきどき!


Endhiran(Robot)

長い映画ですが、テンポが良くてまったく飽きることなく見られました。逆になぜこれだけテンポが良いのにこんな長尺なんだろうかとすら…。これでもかこれでもかと楽しませてくれるという、エンターテイメントの鑑のような映画です。お金のかかりっぷりもはんぱないね。
DVDはリージョン0でPS3でも見られるので、ぜひ観てみてください。おもしろいよ!

なぜか特典にPVがついており、映画とまったく関係ない曲が何曲も入っていました。なぜ? なぜなの? そして映画とPVでは決まりごとが違うのかわからないのですが、PVのキスシーンはふつうに唇にしてたんですよねー。なんだろうねえ。


photo
ロボット 完全豪華版ブルーレイ [Blu-ray]
角川書店 2012-10-03
評価

by G-Tools , 2012/08/16

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