ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

Once Upon a Time in America

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカOnce Upon a Time in America/1984年/アメリカ・イタリア/セルジオ・レオーネ

1920年代初期、1930年代初期、1968年の3つの時代を行き来する構成になっています。ややこしいので年代別に分けます。ネタバレは避けました。

あらすじ:1920年代初期のアメリカ。ユダヤ系移民のヌードルス(少年期:スコット・ティラー/青年期:ロバート・デ・ニーロ)は、仲間と共に盗みを働いて生活していた。仲間のなかでも最もヌードルスと仲が良かったのは、リーダーシップがあり年長のマックス(ラスティ・ジェイコブスジェームズ・ウッズ)だった。
Once Upon a Time in America
お菓子をあげればやらせてくれる女の子・ペギー(ジュリー・コーエンエイミー・ライダー)のためにケーキを選んだのに、5分と待てずに食べてしまうパッシィー(ブライアン・ブルームジェームズ・ヘイデン)。子供だなあやっぱり性欲より食欲なのね、と同時に、貧乏でおなかすいてしょうがないんだねと思うとかわいそうでかわいそうで。ところでこの少年時代のパッシィー(ブライアン・ブルーム)、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」に出ているのね。

明るいやりまん・ペギーと対照的なのが、強気でツンツンしているデボラ(ジェニファー・コネリーエリザベス・マクガヴァン)。ヌードルスはデボラに憧れていて、バレエの練習をしている彼女を覗いたりする。デボラはそれを知りながら、わざと服を脱いでみせる。子供の性の距離感が非常によく表れているシーンだと思う。

そうそう、この映画、やたらおちん様をぺろりぺろりと出すのです。ヌードルスがペギーに見せつけてぺろーんとか、おとなになってからみんなでぺろーんとか。まさかのちんこ映画だった。

Once Upon a Time in America
ヌードルスは、地元のちんぴらと警察を刺し、投獄されてしまう。ヌードルスが捕まるきっかけの事件はほんとうに悲しい。誰にも守られない子供たちが、子供たちだけで生きていくのは大変なことだよ…。

Once Upon a Time in America
1930年代初期。刑期を終えたヌードルスは、禁酒法を利用し闇酒場を経営する仲間たちの元へと戻る。やりまんペギーは高級娼婦に、ツンデレデボラはダンサーになっていた。ペギー、やっぱりな! 子供時代からたふたふした身体だったけど、大人になったら完全にビッグおかあちゃんで、でもモテるんだよね。いいおんな。

Once Upon a Time in America
ヌードルスたちに強盗の仕事を与えるジョー・ペシ。ペシさんこわいよペシさん。ペシさんが出ている映画、「ホーム・アローン」以外はマフィア役のしか見ていないので(「JFK」も見たけど忘れたし)、わたしの中でペシさんはマフィア以外にないのでした。
ペシさんの部下は「ロッキー」のポーリー、バート・ヤング。すごい勢いでもっさもっさとサンドイッチを食べるよ。なんかいつももさもさ食べている印象が…。

銀行強盗などもしつつしばらくは羽振りのよい生活を送るヌードルスたち。だが、禁酒法の撤廃によりメインの仕事を失おうとしていた。そこで、すっかりやんちゃをこじらした大人に成長したマックスが、一発逆転を狙って大きな犯罪の計画を立てる。計画と言っても「あそこを、狙う! 俺は、やる!」くらいの大雑把さで、とてもじゃないが成功しそうにない。ヌードルスはマックスを止めるため、あることをする。

Once Upon a Time in America
1968年。ヌードルスは一通の手紙を受け取る。誰がなんのためにこの手紙を出したのか…。

ネタバレを避けたらすごいあやふやな書き方になってしまいました。
映画じたいは、1930年代パートの最後のほう、物語が大きく動く部分から始まります。最初のほうは事情がわかるようなせりふがほとんどなく、というかせりふ自体がほとんどなく、何が起こっているのかまったくわからなくてあせりました。

今まで見たマフィア映画と違い、彼らはファミリーを作ることはなく結婚もせず、他のギャングともめるようなこともやっちゃうし、土地に根付いて勢力を伸ばしていこうという欲があんまりないように思えます。マックスは「一生ちんぴらでいるのはかんべんだ」とか言ってますけど、これもちょこちょこした仕事はしたくないぜ、いっちょでっかいことやってやるぜ、っていうだけで、組織を広げてやろうというつもりはないんですよね。

仲間をむやみに増やさないぶん、彼らの絆は強固なものになるのだろうし、それを、みんなのためとはいえ裏切る形に…いや、わたしにはあれは裏切りのようには思えないんだけれど、それはわたしが観客で、登場人物の事情を知りうる立場だからか…裏切る形になったのは、本人にとってつらい決断だったのだろうと思います。

そして自分の行動によって仲間に大変なことが起きてしまい、逃げるように阿片窟へ行く。ふつうに考えたらあの状況で阿片窟行くとか正気の沙汰じゃないと思うんですが、つまり正気じゃないんですよね。ラストの笑顔も、なんでこんなことに…というのと、子供の頃を思い出して、と、すべて失ったショックで、っていういろんなものが混じった笑顔なんじゃないのかなっと思います。

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評価

by G-Tools , 2011/08/10

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