エル・トポEL TOPO/アレハンドロ・ホドロフスキー/1969年/メキシコ
この映画ね、大学生くらいのとき、ひとりで無理やり真っ暗な部屋に閉じ込められて、見させられたんです。させられた。だからっていう理由もあって、ほんとうにしんどかったです。そして観終わったあとで「どうだった?」と聞かれ「うーん」と答えたらぶん殴られまして、だからね、いい思い出がないんですよ!
冒頭の村中血まみれのシーンがかっこいい。フリークスが山ほど出てきたり子供が死んだり宗教皮肉ってみたり、そしてとにかく人が死ぬ。ただ、観た時の私の気分が映画に対して一生懸命になれていなかったせいか、人が言う程ショッキングな映画だと思えなかった。また、カルト映画の頂点みたいなかんじでもてはやされている感じがあまり好きになれない。
うさぎが大量に死んでるシーンでは、スタッフが「殺せない」と言ったので、ホドロフスキーが1羽ずつ首を絞めて殺したとか。うーん。わたしそういうの好きじゃないなー。なので、アレハンドロ・ホドロフスキーの映画はこれ1本見たきりで、あとはまったく見ていません。なんかいやなんだ。まあ食わず嫌いかもしれないんですが、気持ち悪いです。